
妊娠といえば。おなじみの症状
つわり
ホルモンとストレスのしわざ?
予定生理日を過ぎて、1~2週間後(※)あたりから“吐き気”、“食欲低下”、“胸やけ”などの消化器症状を感じたら、それは妊娠初期の症状で一番知られている「つわり」かもしれません。
吐き気の理由は、まだはっきりとわかってはいません。原因の一つとしては、妊娠を継続させるためのホルモンの変化が考えられます。受精後は、卵巣からの「黄体ホルモン」が高い状態が続いたり、胎盤となる組織からは「ヒト絨毛性ゴナドトロピン」が分泌されます。妊娠は女性にとって喜ばしいことですが、その反面、新しい状況をストレスと感じてしまう人も。そのため自律神経のバランスが崩れて起きるとも言われています。
「つわり」は個人差が大きく、症状の始まる時期や期間は人によって異なります。同じ人でも妊娠ごとに違ったりします。例えば、第一子は辛くて第二子ではほとんど無い、あるいはその反対という例もあります。
また、「つわり」の有無だけで妊娠の経過が順調かを判断することはできません。「つわり」だと思いこんでいたら他の病気だった、という場合もあります。必ず婦人科の診察を受け、正常な妊娠かどうかを確認してもらいましょう。吐き気や食欲低下などのほかに気になる症状がある場合も、主治医に相談してください。
※生理周期が不順・最後の生理が曖昧な場合は、上記とは異なります。あくまで目安としてご参考ください。
どうしたら改善するの?
「つわり」は必ずおさまるものです。妊娠3~4ヶ月くらいが一番大変な時期です。辛いとは思いますが、なるべくリラックスして過ごしましょう。自分が楽になることを第一に。ゆっくりとお風呂に入る、好きな音楽を聴く、妊娠中にも安全なアロマを焚く、食べられるものを少しずつ食べるなど、自分に合った方法を見つけることで緩和することができます。
【取材・監修】
村上麻里先生 水口病院 副院長 産婦人科専門医
新潟大学医学部卒業、大学付属病院、関連病院勤務を経て現職。小3、小4、小6の3姉妹の母。「子宮頸がん予防の会」世話人。「母乳育児支援ネットワーク」理事。
「妊娠・出産は女性の生き方や考え方を大きく変化させる、すばらしい機会です。妊婦さんが主体として自然に産んで、自然に母乳で育てられるような支援をめざしています。昨秋からはじめた大人の初心者バレエ、ストレッチだけで体中が痛くなります。筋肉に対する意識が変わってきたかも。がんばって続けます。」