
ホルモンによる生理的な現象
イライラ
些細なことでもイライラ。よくあることです。
生理予定日の前になると、どこかイライラする、だるい、集中できない、やけに眠くなる…という経験はありませんか?妊娠初期も、これと似た症状が起こります。どちらも黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌量が多くなったことが影響しているようです。
黄体ホルモン(プロゲステロン)が情緒面にどのように働きかけているのかは、実はまだ解明されていません。しかし、妊娠という体の変化、状況の変化で不安定になってしまうことは仕方のないこと。
つわりで気分が悪ければ、いっそうイライラも増してしまいがちですね。理由もなく悲しくなったり、些細なことで腹が立ったり、何をしていても気分が落ち着かなかったり…。軽度なうつ状態に陥ることもあります。
どうしたら改善するの?
まずは、「ホルモンによる生理的な現象」ということを理解しましょう。自分に欠陥があるのではないか、我慢する力が足りないのでは?などと考えずに、「これは妊娠のせい、ホルモンのせい!」と受け入れて。
イライラする自分が嫌で、余計に落ち込んでしまいがちですが、そういう時期であると割り切りましょう。
また、パートナーや家族にも「イライラしやすい」「妊娠したことによる一時的な変化である」という状況をきちんと伝え、理解を得ておくとよいかもしれません。
気分転換を図るためには、仕事を休んでゆっくりしたり、一人の時間を持つことも大事です。それでもつらい時には、ひとりで悩みを抱え込まずに主治医に相談しましょう。
【取材・監修】
村上麻里先生 水口病院 副院長 産婦人科専門医
新潟大学医学部卒業、大学付属病院、関連病院勤務を経て現職。小3、小4、小6の3姉妹の母。「子宮頸がん予防の会」世話人。「母乳育児支援ネットワーク」理事。
「妊娠・出産は女性の生き方や考え方を大きく変化させる、すばらしい機会です。妊婦さんが主体として自然に産んで、自然に母乳で育てられるような支援をめざしています。昨秋からはじめた大人の初心者バレエ、ストレッチだけで体中が痛くなります。筋肉に対する意識が変わってきたかも。がんばって続けます。」