TOP > HEALTH/健康と食 > Q&A > むくみがとても気になります。/妊婦の食「Q&A」 vol.13

“外食&コンビニ”がちなはたらく妊婦の食Q&A 忙しいはたらく妊婦のランチは、外食やコンビニエンスストアに頼りがちなもの。また、夕食の用意ができる時間も限られています。レストランのメニューに気になる食材が入っていたり、塩分や油分が心配だったリ…と、不安が尽きません。そんな働く妊婦ならではの食事の悩みにおこたえします。

妊娠前に比べてむくみがとても気になります。

デスクワークもあってか、妊娠前に比べてむくみがとても気になります。
食生活で、何か改善できることはありますか?

まずは主治医に相談を。

妊娠中は、血管が圧迫されたり、血漿量が増えることで、むくみが起こることが多くなります。
妊娠後半の軽度のむくみは、誰にでも起こるものですが、働く妊婦さんは、自分の体調を優先できずに仕事をしたり、通勤の負担や職場のストレスなどがあり、気づかないうちに無理をしがちです。

むくみがひどくなってきたら、まずは主治医に相談し、体に問題がないかを確認しましょう。
軽いむくみの場合は、休む時に足を少し上にあげる(座っている時でも、休み時間には、脚の位置を高くする)、脚の指や足首を動かす、脚湯で脚を温めるなど、脚の方に降りている血液を上半身に戻しやすくすることが、効果的でしょう。また、睡眠不足や過労が続くと、むくみやすくなるので、仕事をもっている妊婦さんは要注意です。

食事からの改善ならば、やはり気にしたいのは、塩分です。仕事をしていれば、どうしても外食、コンビニ食、あるいは市販の総菜を購入することが多くなりがち。自炊に比べれば塩分の摂取量も多くなってしまいます。利用する場合には、薄味のものを選ぶ、明らかに塩分の濃いものは半分残すなど、少し心がけてみてはいかがでしょう。

お腹がすいたときに、スナック菓子やナッツ類(味付きのもの)に手を出すと、塩分の取りすぎにつながります。妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)がなければ、すべての食事を薄味にするような厳しい塩分摂取量の制限をする必要はありませんが、いつもよりは、塩分の取りすぎに少しだけ気をつけましょう。

食品でのむくみ対策は、黒豆、小豆などを少しずつ

薬膳では、黒豆、小豆、緑豆、えんどう豆、豆苗などが、胃腸の機能を高め、体の余分な水分を抜くとしています。豆から調理しても、煮てある物を購入しても、最近はお茶用の黒豆や小豆もあるので、利用しやすい物を試してみるのも良いでしょう。いずれも、食べすぎは逆に胃腸の負担になりますので、少量ずつにしましょう。

薬膳で選ぶ食品は、同じむくみでも、体質によって、違うものが勧められます。できれば、専門家に相談のうえで、取り入れましょう。
【回答者】
高田 和子先生
(独)国立健康・栄養研究所 管理栄養士、健康運動指導士

様々な年代・職種の人のエネルギー消費量の評価や、選手から生活習慣病の予防・改善、介護予防まで身体活動と栄養の関係についての研究に従事している。健康増進プログラム上級研究員。

2009/06/05更新