
Vol.4 大切なベビー、どこで産む?
出産施設を「えらぶ力」。
「お産=病院」と思っている人、案外多いのでは?確かに、出産は専用の施設で、という考え方は常識化しています。
ですが、出産は病気ではありません。“産ませてもらう”ではなく、“自分で産む”という意識を持つ人であれば、病院以外の選択も視野にいれておきたいところ。今回は6つに分類される出産施設の特徴をご紹介します。「えらぶ力」を磨き、納得のいく出産施設を考えてみてください。WHO(世界保健機関)は“健康であれば、生活の場により近い環境は出産の場に好ましい”と勧告しています。
まずは、生活の場により近い環境での出産が可能な場所からみていきましょう。
■自宅出産
施設を持った開業助産師や、出張開業助産師を自宅に呼んで出産するスタイル。助産院同様、健康度が高くリスクのない妊婦が選べる。主治医の産婦人科医や医療機関は妊婦の自宅の近辺で探すケースが多い。2回の血液検査は病院などで受け、検診時に異常がみつかり医療介助が必要となったら、病院に行って出産することになる。産後は担当助産師が1週間程度毎日来訪し、ベビーと褥婦の健康状態や、母乳のケアをチェックしてもらえる。
自宅出産を希望する場合には、まずは健康であること。合併症や持病がないことが前提で、逆子や双子、前回帝王切開をした女性や感染症などがあると自宅出産はできません。自己管理に気をつけ、不安や疑問をもったままにならないよう担当助産師とよく話し合っておくことが重要。
■助産院
助産師が開業している施設。(※助産師とは、リスクのない正常出産の場合、産婦人科医と同じく分娩介助ができる国家資格を持つ。60歳代以下なら看護師の資格も持っている。)嘱託医療機関と嘱託医(産婦人科)と契約していないと施設開業できないので必ず提携機関がある。
開業助産院では、陣痛促進剤、会陰切開などの医療行為を基本的には行わないため、妊娠中毒症や合併症のない、リスクのない妊産婦のみが出産できる。妊娠中に受ける2回の血液検査は嘱託医のいる病院などの機関で受ける。また、妊娠中の経過で治療が必要になった場合は嘱託医と双方で診察し、もし出産の際に自然なお産が難しくなった場合には、提携している病院へ助産師同行のもと搬送される。
助産院の大きな特徴は、家庭的でリラックスしたムードでお産を迎えられること。検診もじっくりと時間をかけ、マッサージをしてくれるところも。産前教室なども充実しているところが多い。フリースタイルでの出産が基本で、陣痛中もツボ、お灸などの民間療法が工夫されている。産後は母子同室。母乳のケアも手厚い。
2008/10/22更新