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今日は新月。新月にお産が始まるかたも多いそう
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あのひとの出産物語

吉岡マコさん“自宅出産を無事やりとげるため、入念な準備で挑む”

今回お話を伺ったのは、NPO法人「マドレボニータ」代表の吉岡マコさん。 産後ヘルスケアのパイオニアである彼女が選んだ出産場所は「自宅」でした。

【今回お話を伺ったのは…】

吉岡マコ

 さん
1998年3月 第1子出産
Profile:
NPO法人マドレボニータ代表。1972年生まれ。東京大学文学部美学芸術学卒業後、同大学院生命環境科学科で運動生理学を学ぶ。1998年に第1子を出産時に、産後の心と体の過酷な現実を体感するも、日本の母子保健のシステムの中には産後女性を支援する仕組みが全くないことに気づき、同年9月に「産後のボディケア&フィットネス教室」を立ち上げる。以来、産前・産後に特化したヘルスケアプログラムの開発、研究・実践を重ね2007年にNPO法人マドレボニータを設立。団体の近著である「産後白書2」は、母になった女性が働くことについての調査報告です。


Q:予定していた出産方法は?


A:

自宅で出産することにしました。たまたま友人が自宅出産をしたと聞いて、病院以外の出産場所もあることを知り、お産についていろいろ勉強しました。


Q:出産に備えて学んだことや準備したことは?


A:

自宅で出産するには食事から運動までしっかりした自己管理が必要。早寝早起きで規則正しい生活習慣を保つこと、たっぷり睡眠をとること、体を冷やさないこと、きちんと栄養を摂取すること、太りすぎないこと、貧血にならないことはもちろん、筋力、持久力をつけるための運動も毎日欠かさず行っていました。今思うと妊娠中が一番健康的だったかもしれません(笑)


Q:自宅出産を選んだ場合、検診は?


A:

妊婦健診は一般の妊婦と同じように産婦人科で行います。そのほかに、月1回担当の助産師さんが自宅を訪問してくれて1時間ほどお話をしたり、身体をチェックしたりしてくれました。じっくり話ができるので助産師さんとの信頼関係も強くなるし、心配ごとが払拭されてよかったです。


Q:当時、自宅出産はかなりめずらしかったのでは?


A:

当時は自宅出産と助産院での出産を合わせても全体の出産の1%ほどと多くはありませんでした。でも、私たちの母親世代は自宅で産まれてるんですよね。祖母に話したら、懐かしがっていました。

予定通り自宅で出産した吉岡さん。ベビーが産声をあげたのはなんと頭だけがでている状態だったそう!とはいえインパクトが強く残っているのは、出産そのものよりも「産後」のことだったそうです。その理由とは…?




Q:自宅出産のエピソードを教えてください


A:

朝6時に陣痛が始まってから出産するまでは24時間ほどかかりました。助産師さんが自宅に到着したら安心したのか陣痛が遠のいてしまい、助産師さんにはいったん帰宅してもらいました。トイレに座ったり、1人でベッドに寝てみたり痛みに耐えること数時間。朝がた「いよいよ生まれそうだ」となっていざお産となりました。頭が出てきた状態でベビーが産声をあげてしまったのには驚きましたが、あとはするするっと。お産を楽しむなどといった素敵な体験ではなく、とにかく「圧倒された」というのが正直な感想です。


Q:自宅出産でよかったなと思うことは?


A:

気心のしれた助産師さんと、勝手知ったる自宅でお産をむかえられたこと。また、産後も自宅で過ごすので、産院のスケジュールに合わせるのではなくマイペースに過ごせたのもよかったです。ちなみに産後は5日間助産師さんが産褥訪問してくれました。
それから、パートナーは海外にいたので私は友人2人に立ち会ってもらいました。2人とも出産は未経験でしたが、家族以外が立ち会えるのも自宅ならではかもしれません。


Q:もう1回出産するとしたら、また自宅出産?


A:

気心のしれた助産師さんと、勝手知ったる健康だったら自宅か助産院がいいです。ただし、次回は産褥期(産後1ヶ月の期間)にしっかり休める環境を準備しておきたいです。最近は自宅で出産したあと「産褥入院」できる助産院もあるので、そういったシステムを利用してでも体を休めることが何より大切だと思っています。


出産直後の体は想像以上にダメージを受けています


実は、出産そのものより産後の思い出のほうが強く心に残っています。妊娠中は「生んだあとは身軽になってバラ色の人生が始まる♪」と思っていたのですがとんだ思い違いでした。出産の興奮がおさまったあと、体があちこち痛くてガタガタな状態だということを思い知ったのです。そのとき、「体がもっと元気だったら、育児はもっと楽しいのに」と思ったことがマドレボニータの原点です。
産後はダイエットに関心が行きがちですが、本当に大切なのは体と心のリハビリ。そんな思いから、産後女性の心身の健康を増進する「産後ヘルスケア」の必要性を世に広めるべく活動しています。 (吉岡さん)


-----------吉岡マコさんの出産DATA-----------

産院・・・豊島産婦人科(妊婦健診を受診)
担当助産師名・・・橋本初江さん
かかったお金・・・約35万円
公開日:2014年03月21日

Navigator 小林博子

ニンプス編集長。2児の母。インスタグラムアカウントはhttps://www.instagram.com/roko35/

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