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産院の選びかた・出産の種類

【13】会陰切開は、本当に必要?

“出産”を痛くて恐ろしい体験だとイメージしてしまう要因のひとつに「会陰切開」がありませんか?「会陰切開」とは、もう少しでベビーの頭が出てくる!というところ(発露)で会陰(膣の出口と肛門の間)を切る医療行為。女性にとって特別センシティブな部分にハサミをいれるこの行為が、当然の処置のとして組み込まれているケースが未だに多いようです。

「会陰切開」は、本当に必要?



日本で「会陰切開」が行われるようになったのは、戦後のこと。分娩台での仰向けスタイルでのお産が主流となった頃から始まりました。「会陰をあらかじめ切開すれば重度な裂傷が避けられ、産後キレイに縫える」「ベビーの頭が通りやすくなる」などがその理由のようです。どうせ裂けるのだから、最初から切ったほうがピッタリ縫えて回復も早い、という声を耳にする妊婦さんも多いことでしょう。

実際はどうでしょうか。経産婦さんの話によれば、会陰切開は陣痛の最中に行われるため、その痛みはまぎれてしまう人が多いようです。しかし、「おしりをついて座れない」、「トイレに行くのが怖い」、「糸がつれて痛い」など、ほとんどの人が産後の不快感で悩まされるようです。

切らなくてもいい方法がある?



戦前までは、自宅にお産婆さん(助産師)を呼び、ハサミや糸を使わずにお産をするのが普通でした。お産婆さん(助産師)は会陰を保護する技術をもち、裂けないように保護してくれたそうです。つまり、ハサミや糸を使わなくてもお産はできる、ということなのです。

現在でも、助産院や助産師の介助によるお産においては、緊急時以外はハサミの使用などの医療行為は認められていません。助産師はオリーブオイルやラベンダーオイルなどを湿らせたガーゼで、会陰が伸びやすくなるようにケアしてくれます。

また、会陰の状態は分娩時の姿勢とも関係してきます。分娩台に寝る姿勢での分娩は、産道も横向きになり、会陰は下方向(肛門側)に強い負担がかかり、裂けやすくなるのです。一方で、産道が下向き姿勢でのフリースタイル分娩は、重力も手伝ってベビーも降りてきやすくなり、会陰はベビーの頭に押されて均等に広がります。

それでも自然裂傷は避けられない場合もあります。しかし、それは段階で例えると第1度裂傷(※1)程度のもの。例えれば唇がひび割れるのと同程度のもので、多少痛むことはありますが、治りも早く縫合の必要もありません。
しかし、会陰切開の場合は、第2度裂傷(※2)の段階までハサミを入れることになります。筋肉まで到達しているため、縫合が必要なのはもちろん、痛みが長引く可能性が高くなります。
※1 会陰の皮膚、粘膜など表面の裂傷。
※2 会陰の筋肉組織も裂傷。縫合の必要がある。


公開日:2014年03月21日

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