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赤ちゃんの不思議

【医師監修】利き手は、おなかで決まっている!?

この記事を監修したのは

小西行郎先生

小児科医・「日本赤ちゃん学会」前理事長

同志社大学赤ちゃん学研究センター センター長・教授/兵庫県立リハビリテーション中央病院 子どもの睡眠と発達医療センター 神経小児科などを歴任。2001年「日本赤ちゃん学会」創設。主な著書に『赤ちゃんのしぐさBOOK』、『赤ちゃんと脳科学』など。

小西薫先生

小児科医・「すくすくクリニックこにし」院長

福井総合病院小児科、福井医科大学小児臨床教授、さいたま市総合医療センターひまわり学園所長などを経て2010年に「すくすくクリニックこにし」を開院。3男1女の母。

 

おなかの中で指しゃぶり

感覚器官の中で、もっとも早く出現するのは触覚です。中でも口のまわりはいちばん早く、9~12週頃から。指の先に触ったものを感じるのは16週頃。この2つがセットになって指しゃぶりがはじまります。

 

最初はにぎった手を口に当て、なめるような動きをしていますが、時間とともに親指を独立させ、口へもっていくようになります。羊水の中ですから、誕生後の指しゃぶりのように吸うことはありません。

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指しゃぶりの手が、利き手かも

 

利き手が決まるのは、一般的には4歳以降といわれています。ところが、利き手はおなかの中の指しゃぶりで決まる、という意見もあります。つまり、生まれたときには、すでに利き手が決まっているというわけです。他にも利き手については遺伝だとか、生まれる前の胎児の向きだとか、いろいろなことが考えられています。

 

利き手を無理に変えることは、赤ちゃんにとっても、ママたちにとってもストレス。いまでは左利き用のグッズもできています。個性と考えて、ゆったり構えていきましょう。

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