この記事を監修したのは

小西行郎先生
小児科医・「日本赤ちゃん学会」前理事長
同志社大学赤ちゃん学研究センター センター長・教授/兵庫県立リハビリテーション中央病院 子どもの睡眠と発達医療センター 神経小児科などを歴任。2001年「日本赤ちゃん学会」創設。主な著書に『赤ちゃんのしぐさBOOK』、『赤ちゃんと脳科学』など。

小西薫先生
小児科医・「すくすくクリニックこにし」院長
福井総合病院小児科、福井医科大学小児臨床教授、さいたま市総合医療センターひまわり学園所長などを経て2010年に「すくすくクリニックこにし」を開院。3男1女の母。
お互いを触り合う双子
おなかの赤ちゃんは、16週ごろから指をしゃぶり、28週を過ぎると体に触るなど、自分を確かめる動きが見られます。では、双子の場合はどうでしょうか?
子宮の中は、二人にとって狭いかもしれません。それでも、一人の赤ちゃんと同じように、それぞれ自分の体に触ったり、子宮の壁に触れたりしています。そして、お互いにも触れ合っています。しかも、その触り方は、どうやら自分や子宮の壁を触るときとは、違うようです。
16週を過ぎると触覚がありますから、自分を触ったときと違う誰かを感じているはず。
「やあ、調子はどう?」
「あっ、ぶつかった、ゴメン」なんて、やっているかもしれませんね。