この記事を監修したのは
小西行郎先生
小児科医・「日本赤ちゃん学会」前理事長
同志社大学赤ちゃん学研究センター センター長・教授／兵庫県立リハビリテーション中央病院 子どもの睡眠と発達医療センター 神経小児科などを歴任。2001年「日本赤ちゃん学会」創設。主な著書に『赤ちゃんのしぐさBOOK』、『赤ちゃんと脳科学』など。
小西薫先生
小児科医・「すくすくクリニックこにし」院長
福井総合病院小児科、福井医科大学小児臨床教授、さいたま市総合医療センターひまわり学園所長などを経て2010年に「すくすくクリニックこにし」を開院。3男1女の母。
おなかの中でピース
超音波画像で見ると、赤ちゃんが人差し指と中指でVサインをつくったり、親指の先と人差し指の先で○を作って、OKサインのようなことをします。こうしたしぐさは、生まれて間もなく消えてしまいますが、ハイハイをするようになると、小さな物を親指と人差し指でつまむようになります。
おなかの赤ちゃんの行動には、誕生後にいったん消えて、数ヶ月後に再びやりはじめるものがたくさんあります。
なぜ、そうなのか……この不思議な現象の理由は、大脳皮質の急激な成長と関連しているのです。
