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新しい沐浴の形!「外洗い」とは

師助産の村上智子さんに「フレキシバス」を使った沐浴の方法を教えていただきました。今回教わったのは「外洗い」という方法。産院などで教えていただける、ベビーバスの中で洗う方法を「内洗い」というのに対し、「外洗い」はその名の通り、ベビーバスの“外”で赤ちゃんを洗う方法です。

どちらがベターということではなく、両方覚えておくととっても便利!沐浴は赤ちゃんとパパママが触れられる貴重な時間ですが、慣れないうちはお湯の中で赤ちゃんを支えながら洗うのが意外と大変。そんなときには「外洗い」がおすすめです。

初めてでも安心な「外洗い」の方法

◆用意する物
沐浴の用意をします。用意する物はこちら

  1. 着替えやタオルは、下からこの順番で敷いておきます。
  2. (下が固い場合は、座布団やバスタオル)

    着替えとおむつをセットした状態で広げて

    バスタオル

    もう1枚バスタオル (あれば、防水シートのほうが洗濯物が減らせます)

  3. 1で準備したうえに、赤ちゃんを寝かせます。
  4. 手桶(またはボール)にお湯を取り、ガーゼを浸して軽く絞り、赤ちゃんの目を目頭から目尻に拭きます。左目と右目で「面」を替えます。
  5. お顔を擦らないように拭きます。耳は表裏を挟み込むようにして、裏側もしっかり拭きます。*湿疹があるときは泡立てた石鹸でやさしく洗い、ガーゼで泡をふき取ります。
  6. ガーゼを浸して頭を濡らしたら、石鹸を手に取って頭を洗います。ガーゼを絞って頭のせっけんを軽くふき取ります。
  7. 肌着とおむつを脱がせます。(脱がせた肌着は、赤ちゃんの下に敷いたままでOK)絞った温かいガーゼで体を蒸らし、石鹸をよく泡立て両手に取り、赤ちゃんの首、腕、胸~おなか、足と両手で洗っていきます。首・わき・手足の関節は、汚れが貯まるポイント。指の腹を使いしっかり洗います。着ていた肌着で泡をさっと拭き取ります。
  8. 首を支えるようにして赤ちゃんをうつぶせにし、同じように背中を蒸らしてから洗います。肌着で泡を拭き取ったら、また仰向けに戻します。
  9. 最後におまたの部分を洗います。男の子は陰嚢(おちんちんのふくろの部分)の裏まで丁寧に。女の子は、あまり強くこすりすぎないようやさしく指の腹で洗います。泡を拭き取ったら、薄手の沐浴布を赤ちゃんにかけます。赤ちゃんは包まれていると安心です!
  10. お湯の温度を確かめてから(肘をつけて熱くもぬるくもない程度)、赤ちゃんを落とさないよう、首とおまたのところを手で支えて、いよいよバスタブの中へ。脚からゆっくり入れていきます。
  11. 泡で洗った時と同様に、ガーゼでお湯を取りながら、まずは頭をゆすぎます。続いて首、腕、おなか、足とガーゼを使ってゆすいでいきます。
  12. 赤ちゃんの脇に手で支えるように、腕にもたれかかるような形でうつぶせにして背中をゆすぎます。ふたたび仰向けにして、最後はおまたをすすぎます。お湯に浸かっている時間は5分未満がベスト。ささっと残りの石鹸を洗い流しましょう。
  13. バスタオル(または防水シート)をめくった下にある、きれいなバスタオルの上に赤ちゃんを寝かせて、水分を拭き取ります。
  14. タオルをはずして、下にある肌着とおむつをあてておきます。おしっこが出てもよいように、まずおむつをつけるのがベター。
  15. あーさっぱり。湯上りです。母乳やミルクで水分を補いましょう。

村上先生の、沐浴アドバイス

沐浴の体勢は、赤ちゃんを産んだばかりのママにとってつらいもの。ぜひパパが担当してください。赤ちゃんと触れ合える、貴重な時間になること間違いなしです。帰宅が遅いパパの場合は、ぜひ朝風呂ならぬ、朝沐浴に挑戦してください。いつもより30分早く起きれば、沐浴タイムがとれるはず!お風呂は親子のコミュニケーションタイムです。パパママから赤ちゃんに話かけたり、歌ったりしながら楽しんでくださいね。

沐浴のベビーバスは、「フレキシバス」のように、底に穴があるものがお湯を捨てやすくラクちんです。「フレキシバス」は、折りたたみできるのもよいですね。
かわいらしいデザインが私も大好きです!沐浴の時期が過ぎても、夏場の水遊びや、ママの足湯、子どものおもちゃ入れと、いろいろ活用できそうです。

フレキシバスについて詳しくみる>

お話を伺ったのは

村上智子先生

助産師/東京都助産師会所属

福島県立医大看護学部出身、日赤医療センター勤務後、助産院とクリニック勤務を経て、現在は港区や世田谷区での産前産後ケア事業に勤務。anzucco HUBでは助産師の視点を生かした育児に関するコラムを連載。

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