ニンプス

大切な脳は“眠り”で作られる! 赤ちゃんのためのスリープトレーニングって?

北欧生まれのベビーブランド・ストッケのベビーベッド「スリーピー」の発売20周年を記念して、成長記録アプリ「ミルケア」とコラボイベントを開催!
妊婦さんとそのご家族を招き、去る5月12日に表参道のAoビルにて「ママと赤ちゃんのスリープトレーニング」を行いました。
その模様を、2歳の男の子ママ・ニンプス編集部員の佐々木がレポートします。

出産してからすぐに悩まされたのが、赤ちゃんの寝かし付け。
夜中に2〜3時間おきに起きてしまうのは仕方ないとして、何十分も抱っこであやしてやっと寝た!と、いざベッドに置くと、背中スイッチで「ほぎゃあ」と振り出し…。
同じような経験をしているママは多いはずです。だからこそ、今回のイベントは興味津々!

最初に登壇したのは、小児科医で赤ちゃんの睡眠が専門の豊浦麻記子先生。
赤ちゃんにとって睡眠とはどんな影響をもたらすものかということをわかりやすく教えていただきました。

まず心にグサっときたのが、脳は“質の良い睡眠”によって作られるということ。
健康で頭の回転もよく、好奇心も旺盛。そんな社会適応力の高い子どもを育てるためには、「認知機能」をバランスよく発達させることが大切なのだそう。そして、そのためには体幹力や五感を使った遊びなどの運動経験と同時に、良質な睡眠が欠かせないのだとか。

ではどうしたら良質な睡眠が取れるようになるのかというと、2歳までに体内時計を整えることが重要だそう。
この体内時計を整えるためには、良質なたんぱく質を取って、お日様の光を浴びて体を動かすといったほかにも、妊娠中からママが規則正しい生活リズムを送ることで、いい影響を与えることができるのだとか。そのためには、「出産前から遅くとも24時、理想的には22時までに寝るのがオススメ」と豊浦先生。

また、驚いたのは、生後6か月を過ぎて夜中に赤ちゃんがぐずったときに、授乳によって寝かしつけをすると誤学習を招くということ。
赤ちゃんが熟睡するためには、“自力で寝付く力”が大切なのですが、泣く=授乳の習慣はそれを阻害してしまうのだとか。

「自分で寝付く力を育てるために、母子分離睡眠を推奨しています。赤ちゃんの寝る環境は大人が整えてあげることが大切です」とおっしゃっていたのも印象的でした。
そして、「どうしても赤ちゃんの眠りで悩むことがあったら、抱え込まずに睡眠外来に相談してくださいね」という力強いお言葉もいただきました。

続いて登壇したのは、助産師として20年以上活躍している浅井貴子先生。
実践編として、赤ちゃんの寝かしつけのコツを教えていただきました。

まず、抱っこで寝かし付けるときは、ママの骨盤にしっかりと赤ちゃんのお尻を乗せて抱き、赤ちゃんの頭をママの心臓側に向けること。そして、腕ではなくひじで頭をしっかりと支えて、リズミカルにお尻を叩くと眠りやすいのだそう。

さらに「赤ちゃんに背中スイッチはないんですよ」というように赤ちゃんをベッドに置くときにもコツが。
大人がベッドで横になるときの順序と同じように、最初に赤ちゃんの足、次にお尻をベッドに置き、そこから横向きに寝かせて、モロー反射で腕がビクッとするのを押さえたら、背骨をさすります。そして、赤ちゃんが寝入ってから仰向けにしてあげると、背中スイッチが起きないそう。
なるほど、勉強になる! もっと早く知りたかった〜。

「夜しっかり寝てもらうためには、日中赤ちゃんを泣かせることも大切。
授乳の前には5分ほど泣かせて、1日3回はギャン泣きさせましょう。オムツ替えのときに脚を動かしてあげるのもいいですよ」と浅井先生。
そのほかにも、1か月健診を過ぎたら腹這いをさせて背筋を使わせること、お風呂では湯船でゆっくり温めてあげること、「スリーピー」のようなキャスター付きのベビーベッドを前後に揺らしてあげるのも効果的だそう。

「それでも寝付かず泣いていたとしても、大丈夫。よく泣く子は風邪を引きにくいし、肺呼吸の練習をしていると思って。とくに男の子はよく泣くというけれど、それは大人になってから涙を見せられないから赤ちゃんのうちに泣いているのよ」と、気持ちがラクになる素敵なアドバイスをいただきました。

そんな浅井先生も「片手で動かしやすいし、角がないので安心」とオススメしていたのが、ストッケのベビーベッド「スリーピー」。

日本ではママと一緒の布団で寝てしまうことも多いですが、それだと豊浦先生が推奨している母子分離睡眠はなかなか難しくなってしまいます。
「スリーピー」のような赤ちゃん用のベッドを用意しておくことで、小さな頃から自分のベッドで寝るクセが付けられるので、結果的にママの心身のケアにもメリットは大。

ベビーベッドを検討するうえでネックになるのが、「長く使えない」ということ。でも、「スリーピー」は、ストッケが生まれた北欧の“良いものを長く使う”というマインドから、「ジュニアベッドキット(別売)」を取り付けることで10歳頃まで使用できます。
また、その後もソファとして活用できるので、家族とずっと寄り添ってくれるアイテムなのです。

さらに、「親子の距離を近づける」というストッケのコンセプトの通り、丸みのあるキャスター付きのベッドは移動がしやすいため、ママがリビングやキッチンに居る時でもラクにそばに寄せてコミュニケーションを取ることができます。
カラーも4色あるので、インテリアに合わせて選べるのがうれしい!

「ママやパパになるというのはかけがえのない経験。今回のイベントやストッケの製品が子育てを楽しむきっかけになれば」とストッケ代表取締役の川原夏子さん。

スリープトレーニングも難しく考えず、「スリーピー」のような共に成長できるアイテムを使って、自分らしく実践することが大切だと感じたイベントでした。

なお、2019年5月22日から6月4日まで、発売20周年を記念して、「スリーピー ベッドセット」を購入の方にミニベッド専用の「ドレープ」をプレゼントするキャンペーンを実施中(オンラインを除く、スリーピー取扱店のみ)。
浅井先生によると、赤ちゃんの寝かし付けのためには「シェードやカーテンで安眠しやすい環境を作ることも大切」だそう。そのためにも、日光をやわらかく遮ることができる「ドレープ」があれば、より理想的な環境がつくれます。
気になる方はぜひ店舗でチェックしてみてくださいね。

「スリーピー」について詳しくみる>

このブログを書いたのは

ニンプス編集部員

佐々木

大学卒業後、商社にて海外貿易業務に従事。その後、株式会社メディアジーンに入社。2011年、女性向けウェブメディア「MYLOHAS(マイロハス)」編集長に就任。2015年よりエキサイト株式会社にて「ウーマンエキサイト」のデスクを担当。出産・育休を経て、フリーランスに。一児の男の子のママ。