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妊娠中のリスクは? 双子の[妊娠] Q&A

周りに話を聞ける人も少ない双子の妊娠・出産。今、双子を妊娠中のママの疑問や悩みに、これまでたくさんの双子の妊娠・出産に携わってきた産科医の竹内正人先生にお答えいただきました!

双子はリスクが高い?


Q:双子だと、妊娠中にトラブルが起きるリスクが高くなりますか?



A:双子を妊娠した場合のリスクはお腹のベビーの状態によって異なります。


双子と聞くと、一卵性か二卵性かが気になる人が多いと思いますが、このとき大切なのは、「膜性」といって大まかにいうと胎盤が1つか2つか、また、胎盤が1つでも2人のベビーの間を分ける羊膜があるかどうか。 胎盤が2つだと、双子にはそれぞれの胎盤から血液が送られてくるので、栄養や酸素がバランスよく届きます。また、羊膜で分かれていれば2人のへその緒が絡むような危険もありません。


Q:どんなリスクがあるの?



A:

■双胎間輸血症候群
胎盤が1つだと、栄養や酸素を届ける血管を2人で共有することになります。双胎間輸血症候群は双子の間の血流のバランスが崩れ、体重差や生じたり羊水のバランスが乱れる病気です。片方のベビーが低血圧や発育不全に、もう片方のベビーは高血圧やむくみなどの症状が出るといったように、双子の両方にリスクがあります。
胎盤が1つの双子の10%に起きますが、最近では、妊娠中につながっている血管をレーザーで切り離す治療ができるようになりました。

■早産
双子のママはお腹が大きくなる分、張りやすくなり、また子宮口も開きやすくなります。早産の心配は、赤ちゃんの膜性に関わらず双子を妊娠した場合のつきものとなります。


妊娠中はがまんが増える?


Q:お腹は普通の妊娠の2倍大きくなりますか?大きくなるスピードも早くなる?



A:

2倍までは大きくなりません。ママの子宮の容量に限度があるのでしょう、双子の赤ちゃんは1人2500gくらい、3つ子だと1人2000gくらいと小さめに生まれてくることが多いです。(赤ちゃん同士に体重差がある場合もあります)
お腹の大きさは妊娠6ヶ月くらいで単胎妊娠(1人の赤ちゃんを妊娠していること)の8ヶ月くらい、妊娠8ヶ月には単胎妊娠の臨月くらいの大きさになることが多いようです。


Q:赤ちゃんが2人の分、たくさん食べるべき?体重増加の目安はどれくらい?



A:

食事の量は個人差が大きいので、1人分、2人分というのが難しいですが、単胎妊娠よりも多く摂る必要があるのは確かです。体重増加の目安は15~18kgくらい。
最近は偏食などで食事を摂らない、体重が増えない妊婦さんもいますが、出産や子育てのためにはある程度体重が増えることも大切です。できるだけ3食バランス良く食べるよう心がけて。



Q:妊娠中に入院することが多いようですが、どうしてですか?



A:

双子の妊娠では早産の心配があるため、最近では安全のため特に心配な症状がなくても、妊娠30週前後で管理入院といって、ママと赤ちゃんの状態をこまめにチェックできるよう入院をすすめる病院が増えています。


Q:仕事や旅行は諦めたほうがいいですか?



A:

妊娠の状況によって必ずしも諦めるべきとは言えませんが、早産の心配があることは考慮して。経過が順調な場合でも、妊娠5ヶ月~6ヶ月の間に、近場への旅行にしておくほうがよいでしょう。
仕事は多胎妊娠の場合は産休の期間が変わり、通常は出産予定日前6週間の産前休業が14週間取得できます。引きつぎの準備は早めにしておきましょう。


Q:つわりも2人分になり、重くなるのでしょうか?



A:

つわりは個人差が大きく、必ず重くなるとはいえませんが、重くなる人が多いようです。


Q:妊娠線はできるものと諦めたほうがいいですか?



A:

お腹が大きくなる分妊娠線ができやすいのは確かですが、必ずできるわけでもありません。妊娠線ができるかどうかは体質も大きいようです。お母さんがどうだったか聞いてみると参考になるかもしれません。



続いて、双子の[出産]についても聞いてみました。

出産は帝王切開?


Q:病院で出産は帝王切開といわれましたが、普通ですか?



A:

最近はベビーの安全のために帝王切開になることがほとんどのようです。


Q:予定日まではお腹が持たないのでは…出産の時期は早まりますか?



A:

経過が順調でも、血圧が上がるなど、ママの体の負担が大きくなる38週位で帝王切開になることが多いでしょう。


Q:入院日数は長くなりますか?



A:

ママは1~2週間くらい。自然分娩よりは長くなりますが、普通の帝王切開の入院日数で大丈夫です。 早産だったりベビーが小さく生まれたりした場合は、ベビーだけ入院が長引くことがあります。


Q:お腹の傷は大きくなりますか?



A:

普通の帝王切開より大きくなることはありません。1人あたりの赤ちゃんが小さいことが多く、お腹も普通より大きくなっているところを切って、その後皮膚が縮むのに合わせて傷も縮みますので、かえって目立たないことが多いようです。


Q:双子の両方が無事に育たないこともあると聞き、不安でいっぱいです。



A:

双子に限らず、妊娠初期には受精卵の染色体や遺伝子の異常が原因で流産になってしまうことが少なくありません。一卵性だと2人の遺伝子は同じなので、2人とも流産になってしまいますが、二卵性だとひとりだけが流産になることもあります。


Q:双子だと小さく生まれてきますか?出産は大きな病院のほうがいいですか。



A:

ベビーが元気でも、小さく生まれてくる可能性は高いです。 特に1絨毛膜性の双子であれば地域の周産期センターなど、新生児を診られる病院での出産が望ましいでしょう。


Q:双子はどちらがお兄ちゃん?



A:

先に生まれてきた方がお兄ちゃんorお姉ちゃんです。(昔は、後から生まれてきた方が最初に妊娠した=兄・姉という考え方でした。)
ママのお腹を超音波で見ると、普通分娩だったらこちらのベビーが先に生まれるだろうと分かることがありますが、帝王切開のときにその子が先に出てくるとは限りません。運命を変えてしまうようで、複雑な気持ちになることもあります。




公開日:2014年03月26日

Navigator 【監修】竹内正人先生

地域、国、そして医療の枠を越えて、さまざまな取り組みを展開する行動派産科医。妊娠、出産などに関する著書多数。妊婦さんから絶大な支持を得ている。
https://www.facebook.com/mdtake

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