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妊娠中に知りたい、働く女性の子育てのヒント

昔のような大家族ではなく核家族化が進む現代で、ママ・パパともにはたらきながらの子育てはもはや当たり前になりつつあります。そんな夫婦が、ベビー誕生の前に抱きがちな不安と対策を高祖常子さんに伺いました。

 

Q:未知なる子育てに突入する前に、「仕事を持つママ・パパ」がまず話し合っておくべきはどんなことでしょうか?

仕事の内容やはたらき方にもよりますが、産休・育休はどのように取るのか、どのくらいの期間育休を取るか、一定期間時短などを利用できるか、また一旦会社を辞めて復職制度などがあればそれを利用して職場復帰するという方法もあります。

まずは勤め先にある制度について、よく情報収集すること

育休については、パパも勤め先に確認してみましょう。その上で、夫婦でどのようにベビーを育てていくのかを相談しましょう。育休はママだけが取るのではなく、最初にママが取って、その後パパにバトンタッチして育休を取るというケースも増えています。

また、ベビーを預ける方法についても、複数の選択肢とタイミングがあります。保育園への入所時期をいつにするのか、いつなら入れるのか、保育園に入所できるまでの間祖父母などのサポートを頼めるのかなど、これは事前準備がものを言います。

保育園以外にも、市区が行っている保育ママなどの制度や、民間のベビーシッターなどに預ける方法もあります。ベビーが生まれてからのはたらき方をどうしたいのか、ベビー本人のことも考えながら、彼と相談しておくことが大切です。
 

 

Q:ベビーは待ち遠しいけど、なぜか気分は落ち込みがち。不安定なまま親になってもいいの?

不安な気持ちは、溜め込まないことが大切です。
出産・育児の経験がない自分が1人だけで悩んでも、答えは見つかりにくいものです。母親になること自体が心配なら、先輩ママや実母に相談するのが一番いいのではないでしょうか。

近い存在であるがために、実母には相談しにくいということなら、妊婦健診先の助産師さんに相談してみましょう。最近では少しずつではありますが、助産師外来などをおく病院も増えています。

もちろん、彼に相談するのも大切。妊娠中から、メンタル面な悩みを含めたいろいろな想いを共有する夫婦の時間を取ることを心がけましょう。
 

 

Q:仕事復帰後も、母乳育児を続けた方がいい?

母乳に含まれる成分はもちろん、赤ちゃんとのスキンシップにおいても、母乳育児の利点はたくさんあります。母乳育児を続けられるのであれば、それにこしたことはありません。

でも、外での仕事を続けながら完全母乳で育てることになると、母乳を絞って冷凍母乳の用意をして、保育園にそれを託すなどいろいろと手間がかかるのは事実です。

冷凍母乳を用意するため時間的にも体力的にも大変で、ママにストレスや疲れが溜まってしまうのはいいことではありません。そのような場合には、粉ミルクの利用も考えるといいですね。朝と夜だけは母乳をあげ、保育園に行っている日中は粉ミルクを併用するという方法もあります。

 

Q:仕事復帰をしたら、ベビーとの時間が少なすぎるのでは?

思い切って、家事は手を抜ける部分は抜いてしまって、ベビーとの時間に充てましょう。

帰宅後家事に追われて、ベビーとの時間が少なくなってしまうのはもったいないこと。しかも、ママ自身に心の余裕がなく、怒ったり疲れた顔ばかり見せていると、ベビーにその気持ちが移ってしまうこともあります。グズグズしやすかったり、機嫌が悪くだだをこねてばかり…ということが見られたら、ママ自身の生活を見直してみましょう。

面と向かって「さあ遊ぼう」という時間を作らなくても、お風呂に入ってゆっくり話しかけたり、寝るときには添い寝をしてやさしく歌を歌ったり、そんな親子の時間を持てるとベビーの心も安定して翌日また元気に過ごせるものです。

「ママが忙しすぎる→体も心も疲れてしまう→ママの機嫌が悪い→ベビーもぐずる」という悪循環にならないためにも、パパも一緒に育児・家事してもらうことはもちろん、手を抜けるところは抜いて時間と心に余裕を持てるようにするといいですね。

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