育児用品メーカーのピジョンが、このたび赤ちゃん用の「おしゃぶり」をリニューアル。
発売に合わせておしゃぶりの正しい使い方を普及するための「おしゃぶり勉強会」が開催されましたので、ニンプス編集部も参加してきました。
小児歯科専門の先生が、おしゃぶりの役割、おしゃぶりを使うときの注意点などを教えてくださったのでご紹介します。
おしゃぶりで赤ちゃんが泣き止む?
なんとなく「癖になりそう」「歯並びが悪くなりそう」と心配なイメージもあるおしゃぶりですが、ピジョンの新しいおしゃぶりの監修をなさっている昭和大学歯学部小児成育歯科学講座 客員教授の井上美津子先生によると、おしゃぶりをちゅっちゅっと吸うことは、ときに赤ちゃんの心を落ち着かせてくれるのだそう。
ミルクを飲んでもおむつを替えてもぐずりがやまないときや、眠そうなのに寝つけないときに適切に使うことで、子育てをするママやパパの不安やストレスも軽減してくれるといいます。
勉強会では、泣いている赤ちゃんがピジョンの新しいおしゃぶりをくわえて落ち着く映像も紹介されていました。
おしゃぶりの正しい使い方
となると、気になるのはやはり「適切な使用」の範囲。
井上先生によると、いつまでもおしゃぶりを使い続けることは確かに歯並びによくない影響があるといいます。
1歳をすぎたら徐々に卒業を
ではいつまでならOKかというと…目安は1歳半まで。
1歳半をすぎると自分の意志が芽生えイヤイヤ期がはじまる赤ちゃんも多く、やめるのが難しくなってくるのだそう。
といっても、1歳になったらきっぱりNGというわけではなく、徐々に使う時間を減らしていけばOK。
というのも、勉強会では赤ちゃんにおしゃぶりを使っている・あるいは使ったことのあるママへのアンケートで、多くの赤ちゃんが1歳を過ぎるくらいから自然とおしゃぶりを使わなくなったという回答が多かったと紹介されていました。
おしゃぶりというと「癖になってやめるのが大変」というイメージは誤解だったようです。
ただしもちろん、おしゃぶりで赤ちゃんが落ち着いているときでも、お世話をしながら声をかけたり、スキンシップを図ったり、目をみてコミュニケーションをしたりすることが大切なのは変わりません。
おしゃぶりQ&A
そのほか、おしゃぶりの気がかりについてのQ&Aはこちら。
Q.おしゃぶりは出産準備として用意したほうがいい?
おしゃぶりは「絶対に使った方がいい」というものではありませんが、困ったときに使ってみようと思ってもらえたらいいと思います。
Q.1歳を過ぎてもやめられなかったら?
外遊びで体を動かしたりして、気分転換をしてあげるといいようです。2歳半頃までは使用頻度を減らして様子をみましょう
3~4歳を過ぎてどうしてもやめられないという場合は、小児科などに相談してみてください。
Q.ピジョンの哺乳瓶を使っている場合、おしゃぶりもピジョンでそろえた方がいい?
哺乳のための乳首と、おしゃぶりの乳首は別のものなので、必ずしもそろえる必要はありません。
大きすぎず小さすぎず赤ちゃんの口に合うもの、パーツが尖っていたりしない赤ちゃんにとって安全なものを選ぶことが大切です。
よい点だけでなく使い方の注意点もきちんと知ることで、かえって安心しておしゃぶりを使うことができるのではないかと思います。
リニューアルしたピジョンのおしゃぶりは、2月10日より発売とのこと。赤ちゃんとママにとって心強い存在になってくれそうですね。
ピジョン独自の設計で肌にやさしい「SkinFriendly」シリーズ
赤ちゃんが上手に吸えるよう研究を重ねて工夫された小児歯科医監修のおしゃぶり。
「SkinFriendly」は座板に段差を設ける工夫で肌に接する面を少なくした通気性のよい形が特徴です。
商品名:おしゃぶり「SkinFriendly」(スキンフレンドリー)
サイズ:S(0~3カ月頃)・M(3~6カ月頃)・L(6~18カ月頃)
税込価格:770円 (本体価格:700円)
可愛らしい豊富なデザインの「FunFriends」シリーズ
お気に入りが見つかる豊富なデザインがラインナップする「FunFriends」。
座板のヘリが外側に向いていて、おくち周りの肌にあとがつきにくい仕様です。
商品名:おしゃぶり「FunFriends」(ファンフレンズ)
サイズ:S(0~3カ月頃)・M(3~6カ月頃)・L(6~18カ月頃)
税込価格:
「どうぶつ」「フルーツ」デザイン 682円(本体価格:620円)
「ミッキーマウス」「ミニーマウス」デザイン 770円(本体価格:700円)
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