出産予定の方
この記事を監修したのは
諸隈誠一先生
医師、医学博士／九州大学大学院医学研究院 保健学部門 教授／日本赤ちゃん学会理事
1996年九州大学医学部医学科卒業。2006年4月より九州大学病院助教、2010年6月より同大学病院産科婦人科特任准教授、2011年1月より同大学環境発達医学研究センター特任准教授、2018年4月同大学大学院医学研究院保健学部門教授。
妊娠９ヶ月（32～35週）
出産に向けて、頭を下にして落ち着くころです。顔もふっくらとし、産毛は少なくなります。
この時期の赤ちゃんの活動量は、ママの動きや外の世界の音、明るさ、食事時間やその中身など、さまざまなものに影響されます。ママが見聞きし、感じている外の世界を、おなかの赤ちゃんも一緒に楽しんでいるといえるかもしれません。
赤ちゃんは身長が40cmを超えて、体重は1700g程度に。メロンくらいの重さです！
※参考数値です。赤ちゃんの成長発達には個人差があります。
大きなおなかで、日常も大変！
いよいよおなかが大きくなって、足の爪を切ったり、靴下をはいたりという動作が大変に。パートナーに手伝ってもらうというのも、妊娠期間を乗り切るひとつの方法です。大きくなった子宮が胃を圧迫し、心臓も上のほうに押し上げられます。そのため食欲がなくなったり、息苦しさを感じたりする時期です。食事は小分けにすると食べられるかも。
妊娠後期になると胎動が少なくなるといいますが、赤ちゃんが静かだと不安になりますね。
そんなときは静かにリラックスした状態で30分くらいかけて、赤ちゃんが何回動くかをカウントしてみてください。30分の間に1度も胎動がない、10回カウントするのに2時間以上かかるという場合は、病院に相談を。
34週～産前休暇に
お仕事を続けていた妊婦さんも、ついに産休です！ 出産までのひととき、ゆったりと妊娠期間を楽しんでください。
