住まいや暮らし方で選ぶベビーカーの【お住まいが2階以上・エレベーターなし編】です。2020年5月までにご出産の、0歳のママとパパ600名のアンケート結果*から、あなたの環境にぴったりの1台を見つけましょう。
【目次】
軽量のA型ベビーカーが人気!
エレベーターなしの物件にお住いのママパパに人気があるのは、軽量タイプのベビーカー。軽量とはいえ、やはり生後1ヶ月から使えるベビーカーを最初の1台に選ぶママパパが多く「A(AB兼用型)」の軽量ベビーカーに人気が集まりました。
このタイプのマンションやアパートにお住いのかたが、ベビーカーを利用するうえで最も苦労するのは、やはり「段差や階段」です。半数以上のかたが、段差や階段に苦労すると回答しています。
赤ちゃんを抱っこしながらでも片手で畳みやすく、片手で持ち上げられるベビーカーを求める声多数。
階段で上がる2階の家なので、赤ちゃん抱っこしてベビーカーも持って降りなくてはいけなかったので軽さを重視
ベビーカー+荷物+赤ちゃんの重さを、ママ1人で持ち上げることをイメージして選ぶとよいと思う
昼間1人で散歩に出る時に、子どもとベビーカーを持たないといけないから軽さ必要。アパートの階段を降りるのが大変だから絶対軽い方がいい。同じく、折り畳みも片手で簡単でないと、子供抱きながらだと大変!
軽いと気軽にベビーカーを持ち歩ける
軽量の両対面・A型ベビーカーの
人気機種
生後1ヶ月ごろから利用できる、軽量のA型ベビーカーの中でも、いま最も人気のあるのは両対面のベビーカーです。両対面の軽量(4~5kg)ベビーカーは、国内外のメーカー各社から様々な機種が出ています。
0歳のママとパパ600名のアンケート結果で人気の、両対面・A型・軽量の機種をご紹介します。
「コンビ」の両対面・A型・軽量ベビーカー
600人アンケートで最も利用者が多いベビーカーメーカーは「コンビ」でした。
コンビの軽量A型ベビーカーで、2階以上のエレベーターなし低層マンション・アパートにお住いのママパパに支持されているのが「スゴカル」シリーズです。全機種「両対面」「エッグショック搭載」で、ママも赤ちゃんも快適。
中でもいちばん人気は「スゴカルα」。安全面・機能面・デザイン面などあらゆる面で、0歳ママパパの高い評価を得ています。
「スゴカルα」ママパパの評価は4.5!
「スゴカルα」は、軽い・たたみやすい・持ちやすい!走行も滑らかで娘も気に入ってます
押しやすさや安全性、軽さやたたみやすさコンパクトさ、「スゴカルα」はすべて希望通り
そして2020年8月、「スゴカルα」がさらに進化した新機種「スゴカルSwitch」が登場! 振動から赤ちゃんを守る振動吸収設計「ウルトラバランスフォーム」など、機能も充実。これからコンビの軽量・A型ベビーカーに注目するママパパは、ぜひ新機種の「スゴカルSwitch」もチェックしてみてください。
※「エッグショック」とは...コンビでは独自開発の衝撃吸収材。その名の通り、3mの高さから卵を落としても割れない衝撃の吸収力で、生まれたての赤ちゃんの頭を守ります。コンビの多くのA型ベビーカーに「エッグショック」は搭載されていますが、一部の機種では搭載がありません。「エッグショック」搭載ベビーカーの一覧は、こちらのページからご覧いただけます。
「アップリカ」の軽量・A型ベビーカー
アップリカの軽量・A型ベビーカーで人気が高いのは両対面の「ラクーナ」シリーズ。中でもイチオシは「ラクーナ クッション」です。振動をやわらげて吸収する「すくすくッション設計」で赤ちゃんを守り、対面利用の際もスイスイ押せるオート4輪機能も付いています。
「ラクーナ」シリーズママパパの評価は4.5!
「ラクーナ」シリーズは、軽さ、価格、安全性、対面式、オート4輪などバランスよく整っていると思います!
「ピジョン」の軽量・A型ベビーカー
ピジョンの軽量・A型ベビーカーでは、両対面型の「Runfee(ランフィ)」シリーズが人気。最新機種の「Runfee RB0」が2020年モデルです。コンビやアップリカのベビーカーと最も大きく異なるのは、シングルタイヤを採用している点。なめらかな押し心地を評価するママパパも多数!
「Runfee(ランフィ)」シリーズママパパの評価は4.0!
「サイベックス」の軽量・A型ベビーカー
海外ブランドのベビーカーは、国内メーカーに比べて重さがあるものが多いのですが、「サイベックス ミオス」は、軽量・A型のベビーカーを選ぶママパパに支持されている一台。9.8kgとそこそこの重量はありますが、両対面で折りたたみしやすく、なんといってもスタイリッシュなデザインでファンの多い機種です。
ぴったりの1台を選ぶには
道の「ガタゴト」度合いも確認
軽さに目が向きがちですが、家の周りやよく出かける場所の路面をチェックし、未舗装・ガタゴト・石畳などが多い場合は、「走行性」や「振動吸収」にも注目してみましょう。
軽量・A型のベビーカーの弱点は、軽いために走行が安定しにくいこと。とくに対面にしたときの「押しにくさ」を気にするママパパも多いようです。
利用するのが平坦な道ばかりなら、あまり問題にならないかもしれませんが、家から公園や保育園、買い物をするお店までやお散歩コースを歩いてみて、ガタゴト道・石畳・舗装されてない道などが多い場合は、走行性や振動の吸収力に関する機能をアップしてみてはいかがでしょう。
走行性をアップするのは「タイヤ」の性能
タイヤとサスペンションの性能で、走行性をアップしている機種があります。たとえば「オート4キャス機能・オート4輪機能」がついたものは、とくに対面の時の押しやすさが向上します。
タイヤが大きい物や、3輪タイプも「走行性」の面では◎。ただし、重量が多少重くなることがあるので、畳んだ時に持ち上げられるかどうかを必ずチェックしましょう。
たとえばコンビの新機種「スゴカルSwitch」は、バランスタイヤで対面・背面それぞれの押しやすさにこだわった一台。直径18cmの大型バランスタイヤは、安定感も抜群で赤ちゃんの頭部をしっかり支えます。
「クッション」で振動や揺れを吸収
軽量ベビーカー赤ちゃんに伝わる揺れや振動が気になる場合は、クッションや衝撃吸収素材のランクを上げると解消することも。近所の路面のガタゴトが気になる場合は、クッション素材にも注目してみてください。
さらに軽量を望む場合は
背面やB型ベビーカーも!
両対面にこだわらなければ、ベビーカーの重量は軽くなります。背面型、背面式と呼ばれるタイプです。赤ちゃんとお顔を合わせる向きにはできませんが、背面式のベビーカーは軽く・押しやすいのが特長です。
【軽量・背面・A型ベビーカーの例】
- コンビ「Age(エイジ)」
- コンビ「F2plus AJ/AF」
- アップリカ「ナノスマート」
- ピジョン「PATTAN(パタン)」
また、生後すぐは抱っこ紐などを利用し、赤ちゃんがおすわりができるようになった後(生後7ヶ月~)であれば、軽量で畳みやすいB型のベビーカーも候補になります。
マンションでの置き場所もチェック
畳んだ時の「サイズ」も確認してみましょう。畳んだ時のサイズが問題になるのは以下のような場合です。
・自家用車にベビーカーを載せるとき
・玄関に置いておくときや、室内に保管するとき
・保育園などのベビーカー置き場を利用するとき
ベビーカーメーカーのサイトを見れば、畳んだ時のサイズも記されています。
ちなみに、マンションやアパートの玄関の外は一般的に「共用部」と呼ばれており、基本的にはベビーカーを置くことはできません(自分の家のポーチなどがある場合を除く)。マンションのルールにもよりますが、玄関の外に置くことを想定している場合は、購入前に管理会社さんなどに確認しておいた方が無難です。
ベビーカー用語:
【A型・B型】とは?
ベビーカーのA型・B型とは、おおまかに赤ちゃんを乗せられる時期の違い。日本ではSG基準に基づいてA型・B型と分けています*2。SG基準(最新2017/4/1)によると、A型とは生後1ヶ月もしくは、生後4ヶ月(首すわり)から最長48ヶ月までとなっており、B型は生後7ヶ月(おすわりができる)から最長48ヶ月までとなっています。
また、背もたれのリクライニングの確度も決まっており、A型は赤ちゃんを安全に寝かせられる角度にリクライニングできる必要があります。
いまもっとも人気のあるAB型(AB兼用型)のベビーカーとは、正式な名称ではなく、比較的軽量でコンパクトなA型ベビーカーを「AB型」「AB兼用型」と呼ぶことがあります。生後1ヶ月ごろから使用でき、かつ軽量・コンパクトなベビーカーなので、A型とB型のいいとこどりをしたタイプといえます。
ベビーカー用語:
【両対面】とは?
両対面とは、ハンドルの位置を変えることで赤ちゃんの向きを対面にすることも、進行方向に向けることも、どちらも可能なベビーカーのタイプのこと。
赤ちゃんが泣いてしまう時は、対面型にしてママパパのお顔を見ながら移動ができ、ガタゴト道など走行性をUPしたい時や外の景色が見える月齢になったらハンドルを背面へ。と、シーンや成長に応じて使い分けができます。
良いことばかりに感じますが、両対面にすることで、両対面のベビーカーはいわゆるAB型(AB兼用型)のため、一般的なB型ベビーカーよりは多機能・高性能です。よって
- 多少重くなる
- 値段が高くなる
- 向きによっては畳みにくいことがある
といった難点もあります。対面で使用するのは赤ちゃんが小さい時が多いので、小さいうちにあまり出歩かない方には必要がないケースもあります。
また、前後両方が正面になるため、走行性の観点で「オート4キャス機能・オート4輪機能」があるほうが押しやすく・疲れにくくなります。
たとえば、こちらの動画のようにハンドルを切り替えることができます。
ベビーカー用語:
【オート4キャス機能・オート4輪機能】とは?
両対面のハンドルの切り替えに連動し、進行方向に対して前輪のキャスターだけが自動で回転する機能。コンビではオート4キャス機能、アップリカではオート4輪機能と表記されています。
オート4キャス(コンビ)については、こちらの動画をご覧ください。
*ニンプスラボにて、2020年4月28日~5月8日に「0歳児がいるご家庭のママパパ」を対象に、インターネットアンケートで実施。回答数600。