生後7ヶ月ごろから使用できるB型ベビーカーは、軽くてコンパクト!小回りも利く使い勝手の良いタイプです。0歳のママとパパ600名のアンケート結果*から、B型ベビーカー種類や人気機種をご紹介します。
【目次】
ベビーカーのA型・AB型・B型の違いとは?
ベビーカーのA型・B型とは、おおまかに赤ちゃんを乗せられる時期の違いです。
日本ではSG基準(最新2017/4/1)に基づいてベビーカーをA型・B型と分けています**。A型とは生後1ヶ月もしくは、生後4ヶ月(首すわり)から最長48ヶ月までとなっており、B型は生後7ヶ月(おすわりができる)から最長48ヶ月までとなっています。
また、背もたれを倒せる角度も決まっており、A型は赤ちゃんを安全に寝かせられる角度にリクライニングできる必要があります。
つまりA型は生後すぐから寝かせた状態で使用できるタイプで、B型はお座りができるころから使えるコンパクトなベビーカーといえます。
いまとくに人気のあるAB型(AB兼用型)と呼ばれるベビーカーは正式な名称ではなく、比較的軽量でコンパクトなA型ベビーカーを「AB型」「AB兼用型」とと呼ぶことがあります。生後1ヶ月ごろから使用でき、かつ軽量・コンパクトなベビーカーなので、A型とB型のいいとこどりをしたタイプといえます。
A型ベビーカーは、生まれてすぐから使えるのがメリットですが、比較的、重量が重くなり、生まれてすぐの赤ちゃんの安全を守るための工夫や機能がたくさん詰め込まれている分、価格も高くなりがちです。一方、B型ベビーカーは、使えるが半年ほど遅れますが、軽くてコンパクト、さらにコストも比較的抑えられています。
B型ベビーカーは、
こんなママパパにおすすめ
一般的なA型(AB型)ベビーカーとB型ベビーカーを比較すると、B型ベビーカーにはこのようなメリットがあります。
【B型ベビーカーのメリット】
- 軽い=持ち上げやすい
- 畳んだ時に小さい=玄関や車に置きやすい
- 小回りが利く=狭い道路やお店で活躍
- 赤ちゃんが大きくなっても使いやすい
- A型よりリーズナブル!
- スタイリッシュな機種も多数
一方、デメリットはやはり、生後すぐ(1ヶ月後)~使えないことや、赤ちゃんが眠った時にフルフラットなどの角度にリクライニングできないことです(一部のB型ベビーカーはフルフラットのリクライニングが付いています)。
※フルフラットとは、一般に赤ちゃんが完全に横になれる角度を指します。
こうした特徴から考えると、B型ベビーカーはこんなママパパにぴったりです。
【B型ベビーカーが向いているのは..】
- 赤ちゃんが小さいうちは、抱っこ紐で移動予定
- お住まいがエレベーターなしのマンション
- 近所への買い物などにベビーカーを使用しない
- 最初にA型、時期を見てB型と2台買うつもりがある
- 玄関先や車内での置き場が狭い
実際に、ベビーカーを現在使用している0歳ママパパへのアンケート結果でも「妊婦さんにお伝えしたいベビーカー選びのポイント」に、B型ベビーカーが得意とする軽さ・サイズ・折り畳みのしやすさなどの項目が上位にランクインしています。
【0歳ママパパのこえ】
長時間乗せ続けることはあまりないので、赤ちゃんと二人での外出時に自分一人で折り畳み持ち運びが手早く出来るか、赤ちゃんと荷物を持ちながらでも持ち上げられる重量、サイズかどうかが大切
抱っこしたまま畳む開くができるのはマストだと思う。電車やバスが混雑した時を想定していたが、実際はそれよりも玄関で必ず畳むのでそこがスムーズになる
家が階段2階なので赤ちゃん抱っこしてベビーカーも持って降りなくてはいけなかったので軽さを重視
なお、B型ベビーカーは、SG基準で生後7ヶ月(おすわりができる)から最長48ヶ月までとされていますが、生後7ヶ月は目安です。赤ちゃんが座れるようになる(腰がすわる)時期には個人差があります。少し早めに生まれた赤ちゃんは修正月齢で検討するなど、赤ちゃんに負担のない時期から使用しましょう。
B型ベビーカーの選び方・チェックポイント
B型ベビーカーを選ぶ際は、下記のポイントをチェックしてみましょう。
【軽さ(重量)】
A型(AB型)で軽量なベビーカーは概ね4~5kgです。B型なら3kgのものも多数あるので、軽さにこだわる場合は、3~4kg前後を一つの目安にするとよいでしょう。
【リクライニングの角度】
SG基準では、B型ベビーカーはリクライニングが100°以上もしくは、リクライニングなしでもOKと定められています(A型は150°以上)。赤ちゃんが眠った場合などを想定し、リクライニングの角度を確認してみましょう。
【荷物入れの容量】
B型ベビーカーは、コンパクトなサイズのものが多いため、どうしても荷物入れが小さくなりがちです。赤ちゃんと一緒に行動するときは、おむつ・ミルク・離乳食など荷物も多いので、買い物などにベビーカーを使用する場合はとくに荷物入れのサイズが重要です。
【座面の高さ】
夏の暑い日や砂利道などで、熱やほこりから赤ちゃんを守るためには、ある程度の座面の高さが必要です。座面の高さが50cm以上あれば、比較的ハイシートといえます。国内の大手ブランドのB型ベビーカーはハイシートの機種が多いですが、輸入商品では座面が低いものも見かけます。長時間ベビーカーに赤ちゃんを乗せる予定のある方は、座面の高さもぜひチェックを。
【SGマーク】
有名メーカーのベビーカーであれば問題ありませんが、輸入商品で聞きなれないブランドの物を検討する場合は、「SGマーク」が付いているかどうかを確認してみましょう。マークがついているベビーカーは、「製品安全協会」の基準を満たした商品です。
軽くてコンパクトな
B型ベビーカー2020年人気機種
0歳ママパパに人気のB型ベビーカーをご紹介します。
【コンビ】F2 Limited
片手で押せるワンハンドグリップが人気の「F2 Limited」。51cmのハイシートで赤ちゃんを熱やほこりから守ります。本体重量は3.7kg。30,000円+税。
【アップリカ】マジカルエアーシリーズ
アップリカの「マジカルエアー」は3種類。
- マジカルエアークッション:振動から赤ちゃんを守る「すくすくッション設計」を搭載、29,000円+税
- マジカルエアープラス:イージーベルト付き、27,000円+税
- マジカルエアー:超軽量の3.2kg、23,000円+税
【マジカルエアー愛用ママのこえ】
持ち手がレザーであること、軽いこと、折り畳みしやすく、片手でも操作できる安定性などが良いから。子どもも比較的ご機嫌で乗ってくれます
【ピジョン】Bingle(ビングル) BB0
54.5cmのハイシートと24リットルの大容量の荷物入れが大人気の一台。
【サイベックス】EEZY S B2(イージー エス B2)
ドイツの人気ブランド「サイベックス」の軽量B型ベビーカー。無段階調整のリクライニングも121°〜136°片手で調整できます。7.3kg、56,000円+税。
※名前が似ていますが、「EEZY S 2(イージーエス 2)」は、生後すぐから使えるA型です。
【イージーエス愛用ママのこえ】
改札も通れる幅の小さめで便利。また重量が重すぎず軽すぎずなのも気に入っています
A型の背面ベビーカー(両対面機能のないもの)の中にも、軽くてコンパクトなものが多数あります。A型の背面ベビーカーはこちらをご覧ください。
*ニンプスラボにて、2020年4月28日~5月8日に「0歳児がいるご家庭のママパパ」を対象に、インターネットアンケートで実施。回答数600。