住まいや暮らし方で選ぶベビーカーの【マンションにお住いのかた(エレベーターあり)編】です。
0歳のママとパパ600名のアンケート結果*から、あなたの環境にぴったりの1台を見つけましょう。
※「エレベーターなし」マンションにお住いのママパパにおすすめの機種はこちらです →
【目次】
人気はA型・両対面のベビーカー
エレベータありのマンション・マンションの1階にお住まいのかたに人気があるのは、生後1ヶ月~使える「A(AB兼用型)」・両対面のベビーカー。
A型・両対面の中でも「スゴカルα(コンビ)」に代表されるような軽量型と「サイベックス MIOS」のような安定感がある機種の2タイプに人気機種が分かれました。3つのチェックポイントで、どのタイプのベビーカーがぴったりかわかります。
↑走行性が良くデザインがおしゃれな「サイベックス MIOS」
↑軽くて折りたたみしやすい「スゴカルα(コンビ)」
【チェック1】ベビーカーを持ちあげる・片手で畳む頻度
ベビーカーを持ちあげたり、片手で畳むシーンが多い場合、A型ベビーカーの中でも軽量タイプがおすすめです。たとえば、電車やバスをよく利用する場合は、赤ちゃんを抱っこしたままの状態でベビーカーを片手で畳んで持ち上げるという動作が必要な場合も。
そのた下記のような持ち上げる・畳むシーンが、産後どのくらい想定できるか考えてみましょう。
これらのシーンが多いかたで、生後すぐ(生後1ヶ月ごろ~)から赤ちゃんをベビーカーに乗せたい場合は、軽量(おもに4~5kg)のA型ベビーカーがおすすめです。赤ちゃんの顔が見える両対面もおすすめですが、両対面にこだわらなければ、ベビーカーの重量は軽くなります。
また、生後すぐは抱っこ紐などを利用し、赤ちゃんがおすわりができるようになった後であれば、軽量で畳みやすいB型のベビーカーも候補になります。
軽量・A型ベビーカーのおすすめ機種は、こちらの記事(2階以上・階段のないマンションのかたのおすすめベビーカー)をご覧ください。
- コンビ「スゴカルα」
- コンビ「スゴカルSwitch」
- アップリカ「ラクーナ」シリーズ
- ピジョン「Runfee(ランフィ) RB0」
【チェック2】ベビーカーの「走行性」
ベビーカーを持ちあげたり畳んだりする場面が少ないかたは、ベビーカーの「重量(軽さ)」にあまりこだわらなくても大丈夫。いま全国的に人気があるのは「軽い」ベビーカーですが、一般的にはある程度の「重さ」がある機種のほうが安定感があり、段差などの揺れも感じにくくなるため、「押しやすく」なります。
とくにお散歩コースや、お店・保育園までの道のりに、ガタゴト道・未舗装の道・石畳などがある場合は、赤ちゃんの乗り心地や、ママパパの「押しやすさ」を考慮した走行性の良いベビーカーを選んでみてもよいかもしれません。
【走行性のよいA型ベビーカーの例】
- サイベックス 「MIOS」
- アップリカ「スムーヴ」シリーズ
サイベックス「MIOS(ミオス)」
海外ブランドのベビーカーは、国内メーカーに比べて重さがあるものが多いのですが、「サイベックス ミオス」は、軽量・A型のベビーカーを選ぶママパパに支持されている一台。9.8kgとそこそこの重量はありますが、両対面で折りたたみしやすく、なんといってもスタイリッシュなデザインでファンの多い機種です。
アップリカ「スムーヴ」シリーズ
スイスイ押しやすいと先輩ママに評判の、安定感ばつぐん三輪ベビーカー。赤ちゃんが自然な姿勢で座れる特許の「メディカル成長マモール」や取り外して洗えるクッションも人気。別売りのトラベルシステム対応で「チャイルドシート」の装着も可能。
【チェック3】車との相性・ベビーカーを畳んだサイズを確認
エレベーターありのマンションにお住まいのママパパに、普段の買物などへの移動手段をおたずねしたところ、多くのかたが「徒歩」と回答。
とはいえ、一部「自動車(車)」と回答した方もいらっしゃいます。車とベビーカーの相性はとても重要です。
日常の買物などに車を使用するかたは、車にベビーカーを積み込む予定があるかないかがカギ。車にベビーカーを載せて、下車したあとにはベビーカーを使用するという場合は、折り畳んだ時のサイズがコンパクトなベビーカーや、トラベルシステムがおすすめです。
【車をよく利用するなら、折り畳んだ時のサイズを確認】
軽自動車などで荷台が小さい車の場合、畳んだベビーカーが載せられるかどうか確認しておきましょう。たとえばピジョンの「Runfee(ランフィ)」は、折り畳み時W516×D380×H1028mmのコンパクトサイズ。人気の両対面・A型ベビーカーです。最新機種の「Runfee RB0」が2020年モデルです。
↑ピジョン「Runfee(ランフィ) RB0」
2020年8月に発売のコンビの新ベビーカー「スゴカルSwitch」も、折り畳み時のサイズがW495×D360×H875~965mmととてもコンパクトです。
↑コンビ「スゴカルSwitch」
折り畳み時にコンパクトなベビーカーは、玄関先に置く際や室内に収納するときにも便利です。
【徒歩で買い物に行くことが多いなら、荷物入れの容量を確認】
普段の買い物に「徒歩」で出かけるかたは、荷物入れの容量と、小回りが利くかどうかを気にしてみましょう。ベビーカーで買い物に行く場合、買った物をベビーカーの荷物入れに載せるママが大多数。また、通路の狭いお店では大きなベビーカーでは身動きがとりにくいことも。小回りの利くベビーカーが買い物に最適という声も多数ありました。
買い物にベビーカーを利用しているママパパの声:
買いだめをすると荷物が多いのでベビーカーがないと重くて持ちきれない
スーパーは近くて歩いて10分以上かかるので、もう少し荷物が入るベビーカーにすればよかった
ベビーカーが大きいので、商店街の中の細い市場に入れない
ベビーカー用語:
【A型・B型】とは?
ベビーカーのA型・B型とは、おおまかに赤ちゃんを乗せられる時期の違い。日本ではSG基準に基づいてA型・B型と分けています*2。SG基準(最新2017/4/1)によると、A型とは生後1ヶ月もしくは、生後4ヶ月(首すわり)から最長48ヶ月までとなっており、B型は生後7ヶ月(おすわりができる)から最長48ヶ月までとなっています。
また、背もたれのリクライニングの確度も決まっており、A型は赤ちゃんを安全に寝かせられる角度にリクライニングできる必要があります。
いまもっとも人気のあるAB型(AB兼用型)のベビーカーとは、正式な名称ではなく、比較的軽量でコンパクトなA型ベビーカーを「AB型」「AB兼用型」と呼ぶことがあります。生後1ヶ月ごろから使用でき、かつ軽量・コンパクトなベビーカーなので、A型とB型のいいとこどりをしたタイプといえます。
ベビーカー用語:
【両対面】とは?
両対面とは、ハンドルの位置を変えることで赤ちゃんの向きを対面にすることも、進行方向に向けることも、どちらも可能なベビーカーのタイプのこと。
赤ちゃんが泣いてしまう時は、対面型にしてママパパのお顔を見ながら移動ができ、ガタゴト道など走行性をUPしたい時や外の景色が見える月齢になったらハンドルを背面へ。と、シーンや成長に応じて使い分けができます。
良いことばかりに感じますが、両対面にすることで、両対面のベビーカーはいわゆるAB型(AB兼用型)のため、一般的なB型ベビーカーよりは多機能・高性能です。よって
- 多少重くなる
- 値段が高くなる
- 向きによっては畳みにくいことがある
といった難点もあります。対面で使用するのは赤ちゃんが小さい時が多いので、小さいうちにあまり出歩かない方には必要がないケースもあります。
また、前後両方が正面になるため、走行性の観点で「オート4キャス機能・オート4輪機能」があるほうが押しやすく・疲れにくくなります。
たとえば、こちらの動画のようにハンドルを切り替えることができます。
ベビーカー用語:
【オート4キャス機能・オート4輪機能】とは?
両対面のハンドルの切り替えに連動し、進行方向に対して前輪のキャスターだけが自動で回転する機能。コンビではオート4キャス機能、アップリカではオート4輪機能と表記されています。
オート4キャス(コンビ)については、こちらの動画をご覧ください。
*ニンプスラボにて、2020年4月28日~5月8日に「0歳児がいるご家庭のママパパ」を対象に、インターネットアンケートで実施。回答数600。