Q:温泉の成分で「これはNG」というものは?
A:温泉の成分でダメなものはありません。
温泉に入ってよいか?
妊婦さんによく聞かれる質問ですが、妊娠中に入ってはいけない泉質というのはありません。
ただ、妊娠中は肌が敏感になりやすく、普段の肌質や体質と違っていることもあります。そのため、たとえば温泉に硫黄(イオウ)成分などが含まれると、硫黄の刺激で肌荒れしたり肌トラブルを起こすことがあるかもしれません。においが気になることもあるでしょう。単純泉と呼ばれる温泉が一番シンプルな泉質で安心です。
温泉で注意するとすれば、妊婦さんは熱いお湯に長く浸かりすぎないこと。のぼせはもちろん、お腹の温めすぎにも注意が必要です。また、温泉成分で足元が滑りやすくなっている場所もあるかと思います。お腹が大きな時期だと足下が危ういこともありますので、転倒にもご注意を。
あまり細かいことは気にせず、ゆったり浸かって疲れを癒し、リフレッシュしてください。
Profile 【監修】宗田聡先生
広尾レディース院長。医師、医学博士。「AneCan」など様々な雑誌で女性の健康に関する記事を多数執筆。