必要な情報を「えらぶ力」。
■非営利情報と営利情報を見きわめる
情報には、“情報そのものが商品”というケースもあります。この場合は、良質な情報は非営利団体が発信する情報が、公平でフラットな目線ではないかと考えます。
■体験談に惑わされない
出産した人の数だけ、異なる出産体験があります。すべてを鵜呑みにするのではなく、まずは一旦自分の中で聞いた話を整理してみましょう。そして、語った人の性格や、なぜその情報を語っているかというところまでイメージできれば、惑わされずに済みそうです。
■報道を冷静に受けとめる
妊婦さんに関するさまざまな報道があります。中には、ひとごとではないように感じるニュースもあるかもしれません。事実を知ることは大切ですが、そればかりに敏感になってしまってはいけません。大きく報道されていることは、頻繁に起きていることのように錯覚しがちです。
お産はおもしろい!
「いいお産をした」と語る人の大きな特徴には、“もともとお産に対し、いいイメージを持てていた人”と、“心配事があっても自分で行動して解決し、お産も「納得」できた人”の2パターンがあるようです。
実際に「いいお産をした」と言えるためには、リサーチ、施設選び、産み方選び、医師や助産師との信頼関係作り、そして自分の健康管理と、準備が盛りだくさん!と思ってしまうかもしれませんね。
けれど、一生のうちで数えるほどしかない“命を産みだす”という大イベント。備えあって憂いなしです。知識を身につけ、そして素晴らしい瞬間への、おおらかでやさしい期待の気持ちを持っていれば、産後きっと「いいお産をした」と感じることができるでしょう。
女性に本来備わる「産む力」、ベビーに本来備わる「産まれてくる力」、そして子どもの「育つ力」という普遍的な“力”を信じてみましょう。そして、これからお産をするすべての妊婦さんにとって、「いいお産をした!」「お産って、おもしろい!」というすばらしい想いが訪れることを、心から願っています。