陣痛とは
陣痛とは子宮が収縮する痛みのことです。ベビーの準備が整って、もう生まれたいというときになると、ベビーの副腎からホルモンを出します。それがママの大脳皮質に伝わり、子宮が定期的に収縮を繰り返してベビーを押し出します。いきなり10分おきの陣痛が来る人は少なく、前駆陣痛から不規則な陣痛→定期的な陣痛となる人が多いようです。
前駆陣痛から陣痛へ
出産の準備に入ると、子宮の収縮と弛緩が起こるようになります。この段階では、30分~1時間に1回程度で、回数はあまり多くありません。痛みが弱いことが多いので、本格的な陣痛がくるまで、ふつうの腹痛と思い込んでいる人も多いようです。
前駆陣痛が起こると、次第に痛みが起こる間隔が短くなっていきます。最初は痛みの頻度が1時間に1回だったのが、30分に1回→15分に1回→10分に1回と、だんだん時間が狭まっていくのが一般的です。10分間隔の陣痛が来たり、1時間に6回以上の陣痛があれば、いよいよ分娩です。この10分間隔の陣痛を、「分娩陣痛」と呼ぶこともあります。リズムをしっかりつかみ、痛みの波に乗りましょう!
破水とは
破水とはベビーを包む卵膜が破れ、中の羊水が出ることをいいます。その量は卵膜が破れる位置によって、ちょろちょろと少量ずつ漏れる人もいれば、太ももを伝わるぐらいの量になる人も。色は無色透明ですが、ベビーの状態が悪いと緑色~茶色に濁る場合があります。その場合は一刻も早く入院しましょう。
破水はときと場所を選びません。日頃からナプキンを1、2個持ち歩いているとよいでしょう。
おしるしとは
おしるしは子宮の入り口から出る、血液が混じった粘液状のものです。出産が近づいてきて子宮が収縮したり、子宮口が開きかけたりするときに、ベビーを包んでいる卵膜が子宮の壁にこすれて、その一部がはがれて出血し、おりものに混じるのです。
お産の前触れと思ってください。大体おしるしがあると、2日~1週間以内には本格的な陣痛が来ます。