この記事を監修したのは
浅井貴子先生
助産師/マタニティアロマセラピスト
大学病院、未熟児センター勤務を経て、現在は母親学級、育児相談、新生児訪問などを行う。妊婦さん向けのプレママ★アロマ教室を長年開講し産前、産後のアロマケアに定評。助産師のメディカル知識を活かした妊婦水泳&マタニティアクアビクスの専門家でもある。
アウトバス沐浴って?
赤ちゃんはとてもあせっかきで、新陳代謝も活発。毎日沐浴をさせてさっぱり&清潔にしてあげましょう。沐浴に慣れないパパやママにおすすめなのが、赤ちゃんをベビーバスの外で洗っていく「アウトバス沐浴」という方法。詳しい手順を紹介します。
【用意するもの】
・ベビーバス
・アラウ.ベビー「泡全身ソープ」
・手桶または洗面器など
・バスタオル×2
・ハンドタオル
・沐浴布
・着替えとオムツ
はじめての沐浴にも安心!初心者ママパパにアラウ.ベビー「泡全身ソープ」→
【準備】
ベビーバスのそばに赤ちゃんを寝かせられる場所で沐浴の準備をします。下が硬い場合には座布団やバスタオルなどを敷いておきましょう。
- 赤ちゃんの着替えとおむつを広げてセット。
- バスタオルは2枚重ねて広げておきます。
- ベビーバスと手桶には38~40度のお湯を用意。
準備ができたら、いよいよ沐浴スタートです。
アウトバス沐浴の手順
1. 赤ちゃんをおむつ1枚もしくは裸にしてバスタオルの上に寝かせ、お顔、頭をよく泡立てた石鹸で洗います。
赤ちゃんを洗うのはよく泡立てた石鹸で!アラウ.ベビー「泡全身ソープ」のような泡で出てくるベビーソープが便利です。
赤ちゃんのお肌はとてもデリケートなので、手のひらでやさしく洗います。
頭や体だけでなく、お顔もせっけんを使って洗うのが基本です。目は上から下へまぶたを閉じさせるように洗い、すぐに濡らしたタオルでぬぐいます。(ガーゼは赤ちゃんの肌には刺激になることがあるので、タオルがおすすめ)
2.おむつをはずして、身体全体を洗います。
わきの下や腕のくびれ
おしり、ひざの裏側などは特に丁寧に。
洗い終わったら、石鹸分をバスタオルでざっと取ります。(ベビーバスに入れるとき赤ちゃんがすべりにくいように)
3.お湯が入っているベビーバスに赤ちゃんを入れて、石鹸分を洗い流します。
赤ちゃんをお湯に入れるときには、沐浴布をかけてあげると赤ちゃんが安心し落ち着きます。
最後にかけ湯をしてもよいでしょう。
赤ちゃんを洗うときに敷いていたバスタオルを1枚めくって、きれいなバスタオルの上に寝かせ、タオルで押さえるように水分をふきとりおむつをつけます。
汗や汚れを落とす洗浄は、赤ちゃんのスキンケアの基本。ベビーバスの外で洗うアウトバス沐浴なら、新米パパ&ママでもしっかり洗ってあげることができます。
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Q:アウトバス沐浴、寒さは平気?(新生児のママ)
これから肌寒い季節になりますが、アウトバス沐浴で赤ちゃんは寒くないでしょうか。上の子はベビーバスに浸かりながら沐浴のスタイルが主流だったので少し心配です。
A:沐浴時はお部屋の温度を、温かくしましょう
助産師・浅井貴子先生のお答え
赤ちゃんの沐浴の時には、アウトバス沐浴でも普通の沐浴でも、ある程度お部屋の温度を暖かくしましょう。アウトバス沐浴の場合も、最後はバスタブに入れてお湯で浸かりますので基本的には問題ありませんが、お部屋が寒いときや心配な時は、通常の沐浴でお風呂のお湯の中で洗ってももちろん大丈夫です。
Q:沐浴は、シャワーだけでも大丈夫?(6ヶ月の妊婦さん)
必ずお湯が入ったベビーバスに入れたほうがよいでしょうか。シャワーでお湯をあてるだけではだめでしょうか?
A:赤ちゃんも、お湯に浸かると気持ちが良いものです
助産師・浅井貴子先生のお答え
夏場はとくにシャワーにしたくなりますよね。必ずしもシャワーがダメという訳ではありませんが、シャワーで汚れは落ちても、疲労感や冷えを取ったりリラックスする効果を考えると、ベビーバスや内風呂に軍配は上がると思います。
一般的に、赤ちゃんはバスタブに入れる方法のほうが寝つきもよく、夜もぐっすり寝てくれることが多いようです。毎日でなくても、パパがいる日や気温が低い日などはベビーバスや、1ヶ月を過ぎたらバスタブに入れてあげてみてはいかがでしょう。
Q:沐浴は1日に何回まで?(臨月の妊婦さん)
1人目の出産時、首や手首、足首をしっかり洗っているつもりでしたが、首が強烈に臭くなりました。病院に行って薬をもらって塗っていましたが、なかなか治りませんでした。。沐浴のやり方が悪かったのでしょうか?
また、沐浴は1日何回しても良いですか?
A:沐浴は1日2~3回まで、せっけんは1日1回にしましょう
助産師・浅井貴子先生のお答え
新生児から数ヶ月の間の湿疹の中で一番、湿疹が出来やすい部位は「顔」「首~胸」「頭の生え際」主に上半身、特に顔の周辺部位です。
あせもは、夏はもちろんですが、冬でも着せすぎや暖房のきかせすぎなどで、あせもができることがあります。
湿疹もあせもも、まずは良く泡立てた赤ちゃん用せっけんでしっかり洗って、お風呂や沐浴の後はしっかり保湿することが大切です。
ただし沐浴やシャワーは、1日2~3回までで、石けんで洗うのは1日1回がよいでしょう。洗いすぎも皮膚トラブルの原因になります。沐浴やおふろの時も、タオルでごしごししたりせず、手のひらややさしく洗いましょう。どうしても首は皮膚が重なりやすいので汗やミルクの吐き戻しなどが溜まったりすると臭くなります。
洗ったらおむつかぶれの薬をつけておくか、風をよく通して乾燥させるようにしましょう。
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Q:手で洗う・ガーゼで洗う、どちらが正解?(8ヶ月の妊婦さん)
沐浴の際、手で洗うかガーゼで洗うか、どちらの情報もあって迷います。どちらが正解ですか?
A:「手のひら洗い」がおすすめです
ぷくちゃんのお答え
赤ちゃんの沐浴は、「手のひら洗い」がおすすめです。「手のひら洗い」はお肌への摩擦や刺激を軽減してくれます。ママやパパの温かい手でやさしく洗ってもらうのは、赤ちゃんも気持ちがいいはず。スキンシップにもつながります。
目は上から下へまぶたを閉じさせるように洗い、すぐに濡らしたタオルでぬぐいます。目をぬぐう時は、ガーゼは赤ちゃんの肌には刺激になることがあるので、やわらかいタオルがおすすめです。
Q:沐浴剤って必要?(臨月の妊婦さん)
産まれたばかりは沐浴剤を使うと思っていましたが、赤ちゃん専用のシャンプー剤などに0ヶ月から使えると記載もあるので、沐浴剤はいらないのかなとも考えています。
沐浴剤は必要ですか?
A:沐浴剤はナシでもかまいません。赤ちゃん専用せっけんで洗いましょう
ぷくちゃんのお答え
産まれてすぐから、赤ちゃん専用のせっけんでの沐浴をおすすめしています。沐浴剤は使用しなくても問題ありません。
赤ちゃんのお肌を洗う時は、たっぷりの泡で手のひらでやさしく包み込むように洗うのがコツ。アラウ.ベビー「泡全身ソープ」は泡で出てきて初めてのママにも使いやすく、汚れをスッキリ落としてすすぎも早い泡ソープです。
ニンプス編集部からのお答え
すすぎ残しが気になるかたは、このページでご紹介している浅井先生直伝の「アウトバス沐浴」もおすすめです。
Q:抱っこのし過ぎは良くないでしょうか(8ヶ月のママ)
抱き癖がつくから抱っこしすぎもだめと言われました。癖がつてしまうのでしょうか。
A:いっぱい抱っこしましょう!
助産師・浅井貴子先生のお答え
以前は「抱き癖がつく」という人も多かったのですが、赤ちゃんをいっぱい抱っこをして悪いことはなにもありません。たっぷりママやパパ、そしてじいじやばあばも抱っこしてあげてください。
哺乳類の基本は抱っこですね。サルもオラウータンも1年間は抱っこしています。腱鞘炎などママの身体が辛い時はお父さんに変わってもらったり、スリングなどの抱っこ紐を上手に活用してみてくださいね。