この記事を監修したのは
浅井貴子先生
助産師/マタニティアロマセラピスト
大学病院、未熟児センター勤務を経て、現在は母親学級、育児相談、新生児訪問などを行う。妊婦さん向けのプレママ★アロマ教室を長年開講し産前、産後のアロマケアに定評。助産師のメディカル知識を活かした妊婦水泳&マタニティアクアビクスの専門家でもある。
おむつ替えの用意とタイミング
新生児期の赤ちゃんは、まだおしっこやうんちをためておくことができません。少しずつ何回もおしっこやうんちをするので、おむつ替えは1日10回以上になることも。
【用意】
・新しいおむつとおしりふきを手の届くところに用意しておきましょう。
・オムツ替えはバスタオルや防水シートの上で行うと、汚れても安心です。
【タイミング】
赤ちゃんがおしっこやうんちをしたら、こまめに交換してあげるのが基本です。新生児期は寝て起きたあと、授乳のあとなどにおむつの確認を。吸収力のある紙おむつでも、こまめに替えたほうが赤ちゃんも快適。おむつかぶれの予防にもなります。
回数が多い時期はちょっと大変ですが、おむつ替えは赤ちゃんとのスキンシップのチャンス。ぜひ楽しんで。
おむつ替えの手順
1.汚れたおむつを開ける前に、赤ちゃんのおしりの下に新しいおむつを広げて敷いておきます。このとき、背中側まで深めに敷くのがポイントです。(あとからちょうどいい位置に調節します)
2.汚れたおむつを開けて、おしりをふきます。うんち汚れはゴシゴシこすらず、市販のおしりふきでとれにくいときはお湯で濡らしたコットンなどでやさしくきれいにしてあげます。汚れがひどい時はお湯で洗い流すか、霧吹きのようなスプレー式のもので洗ってもよいでしょう。
【ポイント】
赤ちゃんの骨はやわらかいので、足を強くひっぱると股関節脱臼のおそれが。やさしく持ち上げて。
【ポイント】
うんちやおしっこは健康のバロメーター。「たくさん出たね、さっぱりしようね」と声をかけながら色や量を観察しましょう。
★女の子はここに注意★
尿道や膣にばい菌がはいらないよう、前から後ろへふいてあげます。ひだの間に汚れが残りやすいので気をつけて。大陰唇と小陰唇のひだの内側に白い脂の汚れがつく事があります。大人用の綿棒にベビーオイルをつけそっと上から下に拭くと取れやすいです。
3.汚れたおむつは外して丸め、おしりの湿り気をよく乾かしてから新しいおむつをつけてあげましょう。
おむつがおへそのあたりまでしっかりカバーするようにして、テープは左右バランスよく、あまりきつく留めないようにします。おなかとおむつの間に指が入るくらいが目安。
【ポイント】
紙おむつの足回りのギャザーを立てるようにすると、横モレ防止になります。
★女の子にはこんな悩みも★
生後数日の女の子の赤ちゃんに、ママのホルモンの影響で生理のような出血がみられることがあります。自然とおさまるので心配ありません。
服やバスタオル・おむつ替えシートが汚れてしまったら、洗たくの前に部分洗いで汚れを落としておきましょう。しっかり洗えて、肌には安心のアラウ.ベビー「洗たく用部分洗い石けん」がおすすめです。
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Q:洗い方が難しい...(2ヶ月のママ)
オムツ交換の際、女の子の陰部の洗い方がわかりません。 胎脂や便などが付着している場合、どのようにどの程度きれいにしたら良いのでしょうか。
A:なるべくきれいにしましょう
助産師・浅井貴子先生のお答え
まず女の子は、尿道や膣にばい菌がはいらないよう、前から後ろへふいてあげてください。ひだの間に汚れが残りやすいので気をつけて。大陰唇と小陰唇のひだの内側に白い脂の汚れがつく事があります。
恥垢(ちこう)の場合は大人用の綿棒をほぐしてベビーオイルなどのオイルをつけ、上から下に拭くと汚れが取れます。たまにに気が付いた時で大丈夫です。大人用の綿棒にベビーオイルをつけそっと上から下に拭くと取れやすいです。
なるべくきれいにしてあげましょう。