一般社団法人NS Labo(栄養サポート研究所)
管理栄養士
全国約1000名の管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やヘルスケア事業に取り組む企業や法人の事業サポートやコンサルティング、管理栄養士の人材育成を行っている。
料理の時間はなかなかとれない
赤ちゃんが産まれてからママは慣れないお世話に振り回されっぱなし。おむつ?眠い?抱っこ?と落ち着く時間が全くとれませんね。
気がつくと、しばらくまともなものを食べていないという新米ママも多いようです。
しかし、産後のママの体はまだ出産のダメージから元の状態に戻りきっておらず、栄養が必要です。赤ちゃんに母乳をあげているなら特に、栄養が偏るのは避けたいところ。今回は手を抜けるところは抜きながら、しっかり栄養をとれる食事のコツをご紹介していきます。
・野菜は意識してとる
生野菜は意識しないとすぐに不足しがち。カットして保存容器にストックしておきましょう。ブロッコリースプラウトや貝割れ大根、パプリカ、レタスなどは、カットにかかる手間も少なく、ミックスするだけで彩りのいいサラダができます。
また、青菜のおひたしやきんぴらごぼう、根菜の煮物などは、量が増えても調理の時間はそんなに変わりません。パパのお休みの日など、時間がとれるときに多めにつくって保存しておきましょう。カット野菜が手に入れば、さらに時短できます。
・メインは手抜きでもOK
副菜で野菜がしっかりとれるなら、メインはお惣菜の揚げものでもバランスをとることが可能です。
スーパーのから揚げやトンカツでも、できれば味付けが薄く、油の劣化していないものを選びたいですね。そのためには、購入する場所で作られたものを選ぶようにするといいでしょう。
また、家で焼くだけ、揚げるだけになっている冷凍食品も、油は新しいものを使いましょう。
・宅配のキットも便利
食材のカットや下ごしらえが済んで、合わせ調味料まで付いている主菜&副菜の宅配キットも便利。これなら献立を考える手間も省けます。
栄養バランスは、数日単位で調整すればOK
産後はどうしても忙しく、今日は野菜がとれなかった・油っぽいものに偏っていたなど、反省する日もあると思います。毎日は栄養のバランスがとれなくてもOK。次の日でもいいので、不足した栄養をプラスするようにしましょう。数日単位で考えれば気が楽になりませんか。