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産後の食事と離乳食

【管理栄養士監修】離乳食、ぜんぶ加熱するのは どうして?

一般社団法人NS Labo(栄養サポート研究所)

管理栄養士

全国約1000名の管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やヘルスケア事業に取り組む企業や法人の事業サポートやコンサルティング、管理栄養士の人材育成を行っている。

 

離乳食を必ず加熱する理由

 

離乳食初期にはお豆腐やトマトなど、そのまま食べられる食材も加熱してからあげますね。
食材によっては加熱したら「食感が変わりそう」「美味しくなさそう」と思うことがあるかもしれません。
加熱しなくてはいけない理由と加熱しなくても大丈夫になるタイミングはいつ頃なのか、お教えします。

・殺菌のため
子どもが口に入れるスプーンやフォークなどはちゃんと殺菌していても、食材を切るのに使用した包丁やまな板、食材、どこにどんな菌がついているか分かりません。目には見えないけれど、菌が繁殖している可能性だってあります。加熱は殺菌のために必要なのです。

・消化をよくするため
加熱することで消化吸収がしやすくなるというメリットもあります。

・アレルギーのリスクを抑えるため
アレルゲンとなる食材は加熱すると弱くなるものが多いので、アレルギーがでないかどうか確認しながら慣れさせていくためでもあります。
 

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加熱しなくてもいいのはいつから?

 

離乳食は安心・安全のために、「基本的に全部加熱する」からスタートします。離乳食初期の間は加熱するようにしましょう。
離乳食中期になったら子どものようすを見ながら、食べ慣れた果物や生でも柔らかい野菜などから、加熱しなくても食べられるようにしていくといいでしょう。
衛生に気をつけて、トマトの皮のような消化しにくいものはとり除いてあげてください。

なお、離乳食中期くらいから食べられるようになるヨーグルトや納豆は、加熱する必要はありません。発酵食品は加熱すると菌の力が弱ってしまいます。
ただ、納豆のようににおいが強いものは食べてくれない可能性も。その場合は、最初は湯通ししてあげるといいかもしれません。
 

 

 

 

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