一般社団法人NS Labo(栄養サポート研究所)
管理栄養士
全国約1000名の管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やヘルスケア事業に取り組む企業や法人の事業サポートやコンサルティング、管理栄養士の人材育成を行っている。
積極的にとりたい栄養素
赤ちゃんに母乳をあげているママは、食事に気をつかいますね。また、出産後の体を元の状態に戻すためにも、食事の内容は重要です。今回は、産後の授乳期に積極的にとるとよい栄養素や、食べ物をご紹介します。
・ 鉄分(レバー、しじみ、大豆、ほうれん草、ひじきなど)
・ 銅(納豆、豆腐、枝豆、サツマイモなど)
・ ビタミンC(緑黄色野菜、フルーツなど)
・ 葉酸(緑黄色野菜、レバーなど)
これらの栄養素は、妊娠中に多い貧血の予防、改善に効果大です。産後も貧血が続いていると母乳の栄養分が不足してしまうことがあるため、貧血の改善は重要です。
食べかたのコツ
食事は1日3食、栄養バランスのよいものを心がけ、たんぱく質をしっかりとりましょう。ほうれん草、ひじきといった植物性の鉄分は、たんぱく質と一緒にとることで、鉄分の吸収がアップします。さらに鉄分の吸収をあげるビタミンCも同時に食事にとり入れて。
育児で毎日忙しい時期、ついついママ自身の食事が偏ることもあるでしょう。フルーツでビタミンを補給したり、ほうれん草の胡麻和えやひじきの煮物、レバーのワイン煮などお惣菜を1品プラスしたりして、栄養分を補給してくださいね。