一般社団法人NS Labo(栄養サポート研究所)
管理栄養士
全国約1000名の管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やヘルスケア事業に取り組む企業や法人の事業サポートやコンサルティング、管理栄養士の人材育成を行っている。
3回食になると、なぜ大変?
赤ちゃんの離乳食が1日3回にステップアップすると、これからはママやパパと一緒に食事ができますね。
ママにとってはうれしいながらも、ちょっと大変なときかもしれません。
赤ちゃんはまだ大人と同じものを食べられるわけではないので、赤ちゃんの食事は別につくらなくてはなりません。ママやパパの食事と同時にテーブルに乗せるためには、準備や工夫も必要になってきます。
もちろん、慣れるまでは赤ちゃんの食事を先に済ませて大丈夫。でも、だんだんと家族そろって食事ができるよう、ここで今一度離乳食づくりを見直してみませんか。
とり分け離乳食をはじめましょう
・大人用と一緒につくって時短
この時期になったらはじめたいのが、大人用からのとり分け離乳食。
スープ、みそ汁、カレーなどをつくるときは、味付けの前までは一つの鍋で。火が通ったところで赤ちゃんの分を小鍋にとり分けて、具材を食べやすい大きさ・やわらかさに調節し、味を薄めに調えてあげましょう。
ママやパパと同じようなものを食べられるって、赤ちゃんにとってもうれしいことみたいです。
・冷凍ストックは安心のもと
これからどんどん食べる量も増えていきます。5分がゆや軟飯、下ごしらえ済みの食材の冷凍ストックがあると、おなかが空いた!というときに時短できて便利です。
じゃがいもやさつまいもはそのまま冷凍すると食感が悪くなってしまうので、茹でてマッシュしてから冷凍しておきましょう。
・同じ食材もアレンジすればOK
冷凍庫のスペースには限りがあるので、いろいろな食材のつくり置きはできないかもしれません。同じ食材でも牛乳や豆乳を加えてまろやかにしたり、ケチャップでトマトの旨味を加えたりとアレンジすればOK。
冷凍に向かいない食材にレタス、豆腐、ヨーグルトなどがありますので気をつけましょう。
忙しい時期ですので、茹でて真空パックにした野菜など市販の便利なものを利用してみるのもいいかもしれませんね。食事は毎日のことなので、無理せず楽しく続けられる工夫も大切です。