一般社団法人NS Labo(栄養サポート研究所)
管理栄養士
全国約1000名の管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やヘルスケア事業に取り組む企業や法人の事業サポートやコンサルティング、管理栄養士の人材育成を行っている。
玄米や雑穀は栄養豊富…だけど
玄米や雑穀は栄養豊富です。白米の代わりにしたり白米に混ぜたりすれば、食物繊維、ビタミン、ミネラルを効率的に摂取できます。
でもこれは、大人の話です。
赤ちゃんの体はまだまだ未発達。玄米や雑穀に多く含まれる食物繊維をうまく消化することができずに、胃腸に負担がかかってしまうのです。
また、玄米は白米よりも、米アレルギーの原因となる抗原が高いとされています。白米は大丈夫でも、玄米だとアレルギーが出てしまうこともあるのです。
いつから食べられる?
1歳をすぎて、歯茎でよくものを噛んでいるようであれば、少量ずつ白米に混ぜてあげてもいいでしょう。ただ、まだ歯が生えそろっていない時期ですので、柔らかく炊いて、さらに玄米雑穀は潰してあげるほうがよいでしょう。
はじめて与えた後は、アレルギー症状が出ないか体調を確認してください。また、便の変化もよく観察を。もし体調が悪そうだったり、湿疹が出たり、下痢や軟便などいつもと違う状態であれば、医師に相談してください。
特に問題ないようであれば、玄米の量を少しずつ増やしても大丈夫でしょう。
成長に合わせていろいろな食べものをとり入れて、体と味覚を育ててあげましょう。