一般社団法人NS Labo(栄養サポート研究所)
管理栄養士
全国約1000名の管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やヘルスケア事業に取り組む企業や法人の事業サポートやコンサルティング、管理栄養士の人材育成を行っている。
サプリメントとは?
手軽にドラックストアやコンビニエンスストアで購入できるサプリメントは、栄養に気をつかっている授乳中のママとしてはとったほうがいいか気になるところだと思います。今回は、授乳中のサプリメントについて解説していきます。
サプリメントは食生活の中でどうしても偏ったり、不足したりしがちな栄養素を補うためのものです。
栄養は食事からとるもので、サプリメントは食事の代わりにならないことを理解したうえで、疾病や既往歴などのない健康な人が食事を補うために摂取すれば問題はありません。
授乳中のサプリメント
現時点では、サプリメントと母乳の安全性に関するデータは、ほとんどありません。基本的には、授乳中であっても健康な人であれば問題ないと考えられます。信頼のおけるメーカーが作っている商品を選ぶようにしましょう。
しかし、中にはとりすぎると体によくない栄養素もあるので、サプリメントによる過剰摂取には気をつけてください。
例)
・有効成分にイソフラボンを含むもの…ホルモンバランスに影響を与える場合があるため注意が必要
・ビタミンA…悪心・嘔吐・めまい・皮膚炎・脱毛・関節や骨の痛み・筋肉痛・肝臓障害など
・ ビタミンD…食欲不振・悪心・頭痛・口渇・皮膚の乾燥・筋力低下・関節痛など
さまざまな栄養素をブレンドしたサプリメントもたくさん販売されていますので、授乳中にとりたいというものは、一度かかりつけの小児科医に相談するのもよいでしょう。