一般社団法人NS Labo(栄養サポート研究所)
管理栄養士
全国約1000名の管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やヘルスケア事業に取り組む企業や法人の事業サポートやコンサルティング、管理栄養士の人材育成を行っている。
消化機能が追いついていないのかも
赤ちゃんのうんちが急にゆるくなって、下痢をしているみたい…。病気かしらと心配になってしまいますね。
今回は離乳食をはじめて、赤ちゃんの便にこうした変化がみられたときについて解説します。
離乳食を始めたばかりの赤ちゃんの便がゆるくなった、下痢をしたという場合は、離乳食のかたさと消化器の発達が追いついていない可能性があります。
赤ちゃんにあげた離乳食は、なめらかなペースト状でしたか?
芯が残っていたり、少量の固形物が残っていたりして、消化がしづらくて便がゆるくなったのかもしれません。しっかりトロトロになっているか、注意してみてください。
また、離乳食をステップアップしたタイミングにも同様に便がゆるくなったり、野菜の形がわかるような便が出たりすることがあります。
野菜の切り方を小さくする、中心まで柔らかくなるようしっかり火を通す、離乳食の段階をひとつ戻すなどしてようすをみましょう。
病気で下痢をしているおそれも
赤ちゃんの便がいつもと違うと慌ててしまいがちですが、離乳食をはじめるとよくあることです。赤ちゃんが元気でごきげんもよければ、家でようすをみても問題ないでしょう。徐々に消化機能が発達すれば解消していきます。
一方、ウイルス感染や食物アレルギーなどの病気で下痢をしている場合には注意が必要です。
便が水のようにゆるい、量や回数がいつもより多い、ぐったりして元気がない、ずっときげんが悪いというときは小児科を受診してください。