一般社団法人NS Labo(栄養サポート研究所)
管理栄養士
全国約1000名の管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やヘルスケア事業に取り組む企業や法人の事業サポートやコンサルティング、管理栄養士の人材育成を行っている。
毎日続くことなので、工夫も必要
離乳食は手間がかかって大変というイメージがありますが、簡単につくる方法もたくさんあります。
例えば離乳食の「うらごし」や「すりつぶし」、こし器やすり鉢では時間がかかって大変ですよね。ミキサーやブレンダーがあれば、どんどん活用して大丈夫です。
(食材は柔らかくなるまでよく加熱したものを使いましょう)
気になる栄養についてですが、ミキサーやブレンダーを使用したからといって極端に栄養価が下がることはありません。それに、離乳食初期であれば栄養のメインはまだ母乳やミルク。離乳食で栄養不足になるという心配はあまりしなくても大丈夫です。
ベビーフードも上手に利用を
「離乳食作りまで手がまわらない!」なんていう日には、冷凍の作りおき離乳食をレンジで解凍するだけにしたり、レトルト等の加工食品を取り入れるのもおすすめです。
たとえば使用頻度が高いおかゆは、熱湯を入れてかき混ぜるだけで10倍粥がつくれるものもあり、ご飯を炊かない日でもすぐにつくれるので便利。おかずは市販されているフリーズドライの野菜のフレークなどを使用してもいいと思います。
離乳食は日々手づくりするのが一番と思ってしまいがちですが、子育て中はなにかと忙しいもの。毎日続くことなのでムリをせずに、時間や手間を省く工夫も大切です。ゆとりがあるときにまとめてつくって冷凍しておいたり、市販されている加工品を上手に利用するようにしましょう。