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産後の食事と離乳食

【管理栄養士監修】アレルギーが心配な卵や牛乳、はじめて食べさせる時

一般社団法人NS Labo(栄養サポート研究所)

管理栄養士

全国約1000名の管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やヘルスケア事業に取り組む企業や法人の事業サポートやコンサルティング、管理栄養士の人材育成を行っている。

 

赤ちゃんが注意したい食品

 

・卵
卵黄は生後5~6ヶ月の離乳食初期からNGではありません。おかゆになれたら固ゆでを少しからはじめられます。
卵白はアレルギーを起こす場合があるので、生後7~8ヶ月頃になってからはじめてください。1回の食事の目安は7~8ヶ月頃で卵黄1~全卵1/3個程度。最初はごく少量から与え、ようすをみながら増やしていきます。

・牛乳
卵と同様にアレルギーの多い乳製品ですが、離乳食中期(生後7~8ヶ月)から少しずつ調理に使うことができます。ヨーグルト・チーズなどもOK。ただし、牛乳を飲み物として与えるのは、1歳を過ぎてからにしてください。

・その他
はちみつは乳児ボツヌリス症の予防のため、1歳未満の乳児に与えてはいけません。
生ものや高繊維質のものは消化に負担がかかるので、消化機能が未発達な赤ちゃんは避けるようにしましょう。
 

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アレルギーが心配な食品の与えかた

 

卵や牛乳は、上記のようにはじめられる時期(月齢)の目安がありますので参考にしてください。最初はごく少量からはじめてようすをみましょう。

また、はじめての食品は1回の食事で1種類にしておきます。
例えば牛乳と卵、どちらもはじめてなのにいっぺんに食べさせてしまうと、アレルギーが出た場合に原因がどちらだったのかわからなくなります。
後からアレルギーテストを受けることはできますが、はじめて摂取する場合はどんな症状が出るかわかりません。
時間帯は病院が閉まってしまう夕方~夜は避けて、午前中や昼間に食べさせ、何かあればすぐに受診できるようにしてください。

ママやパパの体質などから、アレルギーのリスクが高いのではと思われるような場合も、必ずかかりつけ医に相談を。自己判断で食品を除去してしまうと、かえってアレルギーの発症を高めるという報告もあります
また、赤ちゃんの成長に必要な栄養が損なわれるおそれもありますので、ご注意ください。
 

 

 

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