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産後の食事と離乳食

手づかみ・1人食べ真っ盛り あちこち汚れてばかり

一般社団法人NS Labo(栄養サポート研究所)

管理栄養士

全国約1000名の管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やヘルスケア事業に取り組む企業や法人の事業サポートやコンサルティング、管理栄養士の人材育成を行っている。

 

赤ちゃんのお世話は大変

 

1歳頃になると離乳食も完了期。ママは3食の用意に追われる日々ですよね。さらに赤ちゃんに自我が芽生えてきて、自分で食べたがるのもまた一苦労。手や口のまわりがベタベタ、テーブルや床、洋服にこぼすのは当たり前。片付けも大仕事です。

自分で食べようとするのも成長の証拠、食べる練習は大事と分かっていても、さすがに疲れてしまって、さっさと食べさせてしまいたいとイライラしてしまう日もあるでしょう。
 

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食事は変化をつけてもいい

 

そんなときは毎食ではなくても、手抜きをしてしまいましょう。
朝だけパンを渡して、最初から手づかみで食べさせてはいかがでしょうか。手づかみで食べてもいいもの、こぼしてもひどく汚れないものだけにして、ママも赤ちゃんと一緒にごはんタイムを楽しみませんか。

厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」にも、離乳食の進め方は、「食べる楽しさを体験していくことを目標とする・家族と一緒の食卓を楽しむ」とされています。

お昼は小さなおにぎりをにぎって、公園で食べませんか。パンの間に柔らかく煮たハンバーグを挟んだだけのサンドイッチもいいですね。公園なら、お米の粒やパンくずを落としても、蟻や鳩が掃除に来てくれます。そんな昆虫や動物を一緒に観察するのも楽しいですね。

食事は1食で完結しなくても大丈夫です。ときどき栄養バランスが偏っていても、その後の食事で足りなかった野菜やたんぱく質をとり入れれば問題ありません。

育児をしていると「やらなければいけない」ことで一杯になることが何度もあります。でも、少しくらい休んでも大丈夫です。食べこぼして服や床を汚すのも、赤ちゃんがすくすく大きくなっている証。たまには、赤ちゃんと気軽なごはんを楽しみましょう。
 

 

 

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