一般社団法人NS Labo(栄養サポート研究所)
管理栄養士
全国約1000名の管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やヘルスケア事業に取り組む企業や法人の事業サポートやコンサルティング、管理栄養士の人材育成を行っている。
1日に飲むべき水の量は?
赤ちゃんに母乳をあげていると、普段の生活よりも多く体内の水分が使われます。
体重50kgの女性であれば、運動量などを考慮しない基礎代謝だけでも1日におおよそ1.5L以上もの水分を必要とします(食事からとる水分を除いた量です)。授乳中であればそれより多い、1日2L程度を目安にしっかりと水分をとりましょう。
一度にたくさん飲もうとするとお腹がタプタプ、苦しくなってしまいます。こまめに少しずつ時間を空けて飲むのがコツ。朝1杯、食事の前に1杯、入浴の前後や就寝前というように、飲む回数を増やしてみましょう。
夏場は何もしていなくても汗で水分が失われますので、よりこまめな水分摂取を心がけてください。
おすすめの飲み物・飲みかた
授乳中の水分摂取には、常温のお水や、カフェインのはいっていない麦茶などがぴったりです。体を温めてくれる温かい飲み物もおすすめ。逆に冷たい飲み物ばかりだと体を冷やしてしまうおそれがあるので、気をつけて。
母乳を通して赤ちゃんがカフェインをとり過ぎると、興奮したり、寝つきが悪くなったりするおそれがあります。カフェインの入ったコーヒーや紅茶は1日1~2杯程度に。
気分転換にはカフェインレスのコーヒーや、ノンカフェインのハーブティー、ゴボウ茶などを取り入れてみては。
お気に入りの飲み物を用意して、リラックスして母乳育児を楽しみましょう。