この記事を監修したのは
赤木かん子先生
児童文学評論家
1984年に、子どものころに読んでタイトルや作者名を忘れてしまった本を探し出す「本の探偵」として本の世界にデビュー。以来、子どもの本や文化の紹介、ミステリーの紹介・書評などで活躍している
ルールなんてないんです
本は、情報を効率的に伝えるために人間が考え出した道具です。でも、赤ちゃんにとってはページをめくると絵が変わる! それも自分でコントロールできる!おもしろいおもちゃなのです。
なので、はじめからおわりまで読まなくてもかまいません。
はじめからおわりまで読むのはそのほうがおもしいからです。
そのほうがおもしろくなければ、そうしなくてもいいのです。
楽しみ、楽しませてあげて♡
おわりからめくってもいいし、表紙だけ眺めててもいい。
あるとき、お日さまの描いてある表紙の本を手に取って、その表紙だけを机の縁から出したり引っ込めたりして、「ハーイ、お日さまが昇りますよ~、沈みますよ~」とやっているお父さんがいました。赤ちゃんは大喜びで30分以上も楽しんでいました。
どうぞ自由な発想で本を、楽しみ、楽しませてあげてください。