この記事を監修したのは
赤木かん子先生
児童文学評論家
1984年に、子どものころに読んでタイトルや作者名を忘れてしまった本を探し出す「本の探偵」として本の世界にデビュー。以来、子どもの本や文化の紹介、ミステリーの紹介・書評などで活躍している
「書き言葉」を たくさん聞かせて
日本語は話し言葉と書き言葉がかなり違う言語です。
つまり、話し言葉は日常生活をしていれば話せるようになりますが、書き言葉は何もしなければできるようにはならない言葉、なのです。
書き言葉を自由にあやつれるようになるためには、まず書き言葉をたくさん聞かなくてはいけないのですが、書き言葉では普通、会話はされません。
本を音読されないと、「書き言葉を聞く」ことはできない。書き言葉に慣れるためには、本をたくさん読んでもらうのが一番早いやりかたなのです。
だからこそ! 本を音読してもらうことは大事で必要なのです。たくさん、読んでやってください。