この記事を監修したのは
赤木かん子先生
児童文学評論家
1984年に、子どものころに読んでタイトルや作者名を忘れてしまった本を探し出す「本の探偵」として本の世界にデビュー。以来、子どもの本や文化の紹介、ミステリーの紹介・書評などで活躍している
語彙を増やすためです
なぜ本を読んでやらなくてはいけないのか、のもう一つの理由は「語彙を増やすため」です。
「話し言葉」というのは語彙が限られます。毎日ご飯食べながら「ロシアの火星の探査機がさぁ」みたいな会話はあまりなさらないでしょう。
文章を読んで理解するためには、そこで使っている「“単語”を知っている」「意味がわかる」ことが必要です。一つの文章のなかに、三つも四つも知らない言葉が出てきたら、読めません。でもそういう“単語”は、ふだん話していても習得できないのです。
おすすめは?
日常会話、というのはもともと語彙が少ないからです。
ですから日常会話で語られる物語も、たいして語彙は増えません。
言葉を増やしたかったら、ロボットや宇宙、昆虫、恐竜などの本がおすすめです。