この記事を監修したのは
赤木かん子先生
児童文学評論家
1984年に、子どものころに読んでタイトルや作者名を忘れてしまった本を探し出す「本の探偵」として本の世界にデビュー。以来、子どもの本や文化の紹介、ミステリーの紹介・書評などで活躍している
子どもも興味は人それぞれ
本、とひとくちにいっても、本当には起きてない話(物語)と本当に起きた話(リアル系)の二つのタイプがあり、たいていの人はどっちかが極端に好きなものです。
一生、小説しか読まない人もたくさんいるし、小説は、ほとんど読んだことがない、という人もいます(科学者は案外そうですよ)。
とくに男子は中学2年生くらいになるまでは物語のシステムがよくわかってないようで、読めないのではないかと思います。
日本は物語を偏愛するお国柄なので、子どもたちが小説を読まないと心配になるかもしれませんが、とくに小学生男子は小説を読まないのがあたりまえです。
ご心配なさいませんように。その子の読みたい本を読んでやってください。