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赤ちゃんの絵本

【まずは楽しい体験を】 おおかみだあ!

この記事を監修したのは

加藤美穂子先生

JPIC(財)出版文化産業振興財団読書アドバイザー

絵本の楽しみや読み聞かせの大切さを伝える。

 

《あらすじ》

おおかみがやってきた!さぁ、逃げきれるか?!

 

パパママの演出でさらに楽しい!絵本の進化を実感できる絵本

むこうから、まっくろでいじわるそうなおおかみがやってきます。さあ、どうやって逃げたらいいのでしょう? 迫ってくるおおかみを追い払えるよう、読む人が、本を傾けたり逆さにしたりして、アクティブな演出ができるところが、画期的です。動きに耐えて、絵をしっかり見られるよう、ボードブック仕立てになっているのもうなづけます。

演出の効果がさらに生きるよう、活字の大小と色を意識して、声に置き換えて読んでみましょう。さらに、絵はしっかりとていねいに見せつつも、ページめくりは、ゆっくりめくる、パッと早くめくるなど、場面に合わせてメリハリをつけると、臨場感がアップします。

ただし、勢いに乗って動かしすぎると、絵の意味が読みとれないので、ほどほどに。

 

裏表紙まで読むことをお忘れなく

裏表紙では、「もういちどはじめから?」と子どもたちに尋ねています。もちろん、みんな「もう1回!」と答えてくるでしょう。

大胆かつシンプルな色使いなので、大勢の子たちにも使えます。翻訳したのは、日本を代表する詩人・谷川俊太郎さん。たくさんの絵本を翻訳しながら、絵本の可能性を、広げてきました。『まるまるまるの本』(ポプラ社刊)も、アクティブにお話が楽しめる本です。

 

 

 

 

 

  ayako
タグ:産後 , 絵本

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