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赤ちゃんの絵本

【いきものにワクワク】 てんとうむしの本

この記事を監修したのは

加藤美穂子先生

JPIC(財)出版文化産業振興財団読書アドバイザー

絵本の楽しみや読み聞かせの大切さを伝える。

 

《あらすじ》
『はじめての発見』シリーズは、フランスで作られた美的センスにあふれる科学絵本。世の中のことをあれこれ知りたい3歳児にはうってつけ。

 

手品みたいな透明シートのしかけ絵本

『はじめての発見』シリーズの中でも、『てんとうむしの本』は色彩の鮮やかさと、生態の興味深さで、1番人気、女の子も大好きです。

このシリーズは、どれもところどころに、絵の印刷された透明シートがあって、ページめくりを劇的に演出しています。てんとうむしを真上から見た絵をめくると、そのまま引っくり返したお腹の絵が出てきたり、1日に食べるアリマキの数が、ページをめくると一目でわかるようになっていたりと、小さい子は、手品でも見るように、目をまん丸くして見ています。

 

科学の世界に興味をもつきっかけに

絵は、緻密に、昆虫の本質をきちんととらえて描かれています。何より、色彩的に美しく、虫が苦手なママも、思わず見とれるほどではないでしょうか。

てんとうむしの食べものや、卵からさなぎになる様子、寒い冬場のくらしなど、幼児が理解しやすい最低限必要なものを選んで、描いてあるところも、子どもに支持される理由かもしれません。この本をきっかけに、本格的な図鑑へ関心を持つ子も増えるでしょう。

初めて出会う科学絵本として、園や、子どもの施設などで、ぜひそろえてほしいシリーズです。

 

 

 

 

 

  ayako
タグ:産後 , 絵本

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