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赤ちゃんの絵本

【でんしゃ・くるま絵本】 ショベルカーがやってきた!

この記事を監修したのは

加藤美穂子先生

JPIC(財)出版文化産業振興財団読書アドバイザー

絵本の楽しみや読み聞かせの大切さを伝える。

 

《あらすじ》
ふるい建物をこわして、つちをならして、ほって。工事現場でははたらくくるまが大活躍!

 

思わずさわりたくなる立体感のある絵が魅力!

ふるい建物を建て直すのに活躍する、ショベルカー、ブルドーザー、ダンプカー、クレーン車、ローラー車など、工事現場ではたらく車たちの仕事ぶりを紹介した絵本です。

絵は、ダンボールをはじめさまざまな質感の紙や素材を用いた切り絵による表現で、立体感や重量感が感じられ、迫力が伝わってきます。必要なものだけが骨太にしっかり表現されていて、わかりやすいところが魅力です。

みかえしでは、工事現場ではたらく人をメインに、ベビーカーを押す通行人、犬とさんぽする人、自転車でとおり過ぎる人などを、パッチワークのようにつなぎ合わせ、いろいろな人たちの存在を知らせています。女性らしいこまやかな視点が感じられます。みかえしもなかなか見逃せませんね。

 

家はどんなふうにできるかな 関心を広げてくれる絵本


働くくるまと並行して、ページを追っていくと、家が建つまでの過程が順を追って描かれていて、どんなふうに家が建つのかも知ることができます。工事現場から建築現場へと、関心を広げてくれそうです。

文字の配置も工夫が見られます。一般的な絵本は空間に文字ですが、この本は絵の至近距離に文字が配置されていて、絵の意味を速攻で伝えようとしているようです。

スーザン・ステゴールは、他にもコラージュの技法を用いて、乗り物絵本を制作しています。

 

 

  ayako
タグ:産後 , 絵本

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