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赤ちゃんの絵本

【夜がこわいときに】 よるです

この記事を監修したのは

加藤美穂子先生

JPIC(財)出版文化産業振興財団読書アドバイザー

絵本の楽しみや読み聞かせの大切さを伝える。

 

《あらすじ》
こちこちこち。すうちゃんはよるがこわくて、ひとりでトイレになんかいけません。そのとき、むくり! ととつぜん毛布がバクになって…

 

夜中のトイレの時間も とっても素敵なひとときに

真っ暗なバックに、パッチリお目目の三日月さん。ひときわ目立つ表紙で、書店に並んでいたら、思わず手に取ってしまいます。

夜がこわくて、1人でトイレに行けないすうちゃん。おふとんの中で我慢していると、毛布がばくに変身して、ついてきてくれました。ばくは、途中の怖いものを、ばくばくばくーと食べてやっつけてくれます。そして、食べたものを、キラキラ光る町やきれいな花火に変えてしまいました。

最後に、トイレのおばけは、ばくのおしり!から、最高に美しいものになって出てきます。

 

読むのも楽しい、眺めるのも楽しい!

どのページも、暗闇に浮かび上がった色彩が、はじけるように美しい。うっとり見とれていたら、恐怖感なんかどこかへ吹っ飛んでしまいそう。暗闇も不安もなんのその、想像力は光り輝く安らぎの世界へと導いてくれます。

見返しは、すうちゃんの耳に聞こえる夜の森の風景。前と後ろで、違っているところも、見逃せません。正体がわかれば、怖さは遠のくものですね。

トイレに行くのが怖いとき持っていく“バクのおまもり”のおまけつき。ちょっぴりこわがり屋さんには、効果抜群と思いますよ。ザ・キャビンカンパニーは、阿部健太朗と吉岡紗希の絵本作家ユニット。カラフルで大胆。ファンタスティックな世界を次々出しています。

 

 

 

  ayako
タグ:産後 , 絵本

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