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赤ちゃんの絵本

【こころに残る1冊】 パパはジョニーっていうんだ

この記事を監修したのは

赤木かん子先生

児童文学評論家

1984年に、子どものころに読んでタイトルや作者名を忘れてしまった本を探し出す「本の探偵」として本の世界にデビュー。以来、子どもの本や文化の紹介、ミステリーの紹介・書評などで活躍している

《あらすじ》
理由あって離婚した両親、ティムはパパと離ればなれに…。でも、今日は1日パパと過ごせるんです。ティムはうれしくて、会う人会う人にパパを自慢するのです。

 

ママとパパが読みたい絵本

パパとママが離婚して、はじめてパパが会いに来る…。今日はその、待ちに待ったようやくパパに会える日です。

うれしくてうれしくて、このおとこの子は、会う人ごとに、そのことをいわずにはいられない。「きょうはパパといっしょだよ。ジョニーっていうんだ」と。

このおとこの子がどれだけパパを愛しているか、待っているかが、切ないほど全ページからあふれてきます。幸い、この子のパパは、息子と同じように息子に会いたいと思っている人でした。

もちろん、ある年齢を越してしまい、それまでに愛情が満たされていれば、もうそれほど親は望まれなくなります。でもそれまでは、こんなにも愛され、必要とされているのです。

 

 

 
  ayako

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