この記事を監修したのは
赤木かん子先生
児童文学評論家
1984年に、子どものころに読んでタイトルや作者名を忘れてしまった本を探し出す「本の探偵」として本の世界にデビュー。以来、子どもの本や文化の紹介、ミステリーの紹介・書評などで活躍している
《あらすじ》
ある日、ぼくはこっそりパパのクルマにのりこんだ。学校の宿題で「おとうさんのしごと」をしらべるため。パパのしごととは?!
おとうさんが悪役レスラーだったら?!
おとうさんの仕事が悪役プロレスラーだとはじめて知ったおとこの子はショックを受けます。
でも昔の本だと「息子がいじめられるかも」とおとうさんも隠したのに、今のおとうさんは胸を張っていうの。「みんなのためにパパはがんばってわるいことしてるんだ。わかるか?」って。
たしかに。悪役がヘタだとプロレス、おもしろくないですもんね。
で、「それをそっか」とすんなり受け入れるほど、今の子はおとなっぽいんですね~。