この記事を監修したのは
一般社団法人NS Labo(栄養サポート研究所)
管理栄養士
全国約1000名の管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やヘルスケア事業に取り組む企業や法人の事業サポートやコンサルティング、管理栄養士の人材育成を行う。
外出制限の影響で、テイクアウトで食事を提供する飲食店が増えています。お店の味を自宅で楽しめるのはとても嬉しいのですが、妊娠中は生ものなどによる食中毒には注意が必要です。
管理栄養士の先生に、妊婦さんの身体にやさしい「テイクアウト」の選び方を伺いました。
妊婦さんは、生ものを避ける
最近、気温も高くなってきました。妊婦さんがテイクアウトをする場合は、生卵(温泉卵も)・生チーズ・パテ・生ハムなどの食材が入ったメニューは避けて、購入後はなるべく早くに食べてください。
保管は冷蔵・食べるときは再加熱
基本的には保管をせずに食べたほうが安心ですが、もしも保管をする場合はお店の方にいつまでに食べるのが良いかを、尋ねるようにしましょう。保管は必ず冷蔵庫に入れ、再加熱をしてから食べてください。
塩分にもご注意
外食は比較的、味付けが濃くなりがちです。テイクアウトに限らず、外食時は塩分の摂り過ぎにならないように気を付けましょう。
「日本人の食事摂取基準2020年版」では、女性の1日の塩分目安量は6.5g未満です。一例ですが、ハンバーグ定食には、約4.7gの塩分が含まれています。詳しくは下記の記事からご覧ください。
外食のコツはこちらです。同じものばかりを食べると栄養に偏りが出がち。なるべくいろいろなものを食べるようにしましょう。
【まとめ】
妊婦さんがテイクアウトをするときは...
- 生ものが入っているものは、避ける
- なるべくすぐ食べる
- 保管するなら冷蔵庫、食べるときは再加熱
- 塩分を気に留めておく
こんなポイントで、おいしいテイクアウトを選んでみてください。