この記事を監修したのは
諸隈誠一先生
医師、医学博士/九州大学大学院医学研究院 保健学部門 教授/日本赤ちゃん学会理事
1996年九州大学医学部医学科卒業。2018年4月、同大学大学院医学研究院保健学部門教授に就任。
一般社団法人NS Labo(栄養サポート研究所)
管理栄養士
全国約1000名の管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やヘルスケア事業に取り組む企業や法人の事業サポートやコンサルティング、管理栄養士の人材育成を行う。
Q:上手に外食するコツって、ありますか?
仕事で遅くなると、帰ってから食事を手作りする時間も気力もなく、外食になりがちです。こんな状態、あまりよくないのはわかっているのですが…。
アドバイスをお願いします!
A:時には外食に頼っても構わないでしょう。でも、油分・塩分をとりすぎないよう要注意!
働いていて夜遅くなった日は、食事の準備をするのは体力的・精神的に大変ですし、夕食の時間も遅くなってしまいます。たまには外食に頼っても工夫をすれば大丈夫。外食時に抑えておきたいポイントは下記のとおりです。
- なるべく「昔ながらの日本食」に近いメニューを頼む
汁物、野菜のおかず、魚料理などがそろった定食など
- 揚げものや炒めものなど、油ものを食べすぎない
食べたいときは、衣を残すなどの工夫を
- 塩やしょうゆなどの調味料は足さない
塩分のとりすぎを防ぐため
- 同じお店、同じ料理ばかり選ばない
栄養のバランスがかたよります
外食はおいしさや見た目を重視している傾向が大きく、家で作るごはんよりも油分が多く、塩分も少し多めに仕上げられていることが多々あります。注意しながら、適度な外食で手抜きをして体を休めましょう。
不足しがちなビタミン、ミネラルをたっぷりと
ときには、スーパーやデパ地下などでお惣菜を買って帰るのもオススメです。不足しがちなビタミン、ミネラルを多く含む野菜類や海草類、豆類も豊富にそろっています。ベビーの成長とともに必要な鉄分を多く含むひじきなども、無理して作る必要がないですね。
※内容を一部修正いたしました(2019/1/25 14:00)