フォト講座

【14|感謝をこめて】

 

まるで、宣誓のようなことを綴った前回

 

そんな宣誓をしようがしまいが、覚悟ができていようとなかろうと、産んだあとはもうやるしかないわけで、

 

あれから今のところ一度の「タイム!」もなく日々はつづいている。

 

 

娘のために頑張っていたつもりだった自分が、

あるときふと、娘のおかげで頑張れているのかもと気づかされたりながら、一年と数ヶ月。

 

 

わからないことだらけだったあのころから比べたら、多少の知識やスキルはつき、慌てることや途方に暮れるようなことも、気づけばなくなってきたけれど、

 

とはいえわたしの学習能力なんて比にならないほど、娘は日々学習し、進化しているわけで、その都度わたしにも新たな知識やスキルが求められる。

 

そして思えば、そのたびわたしはネットに助けられてきた。

 

 

産後、慌てて取り寄せた本は確かにどれも参考にはなったけど、いま、いま、いまピンポイントでコレが知りたいの! ってとき、

本を手に取り、その頁を探して、どれどれってやってる余裕なんて正直言ってまったくなくて、

 

夜中、眠っている娘を起こさずに調べものをするには、断然ネットが便利なわけで、

 

抱っこしながら、授乳しながら、添い寝しながら、電波されあれば片手で読めるネットは本当にありがたいなとつくづく思う。

 

間違いなく産後はわたし史上もっともネットに感謝した日々だと言っても過言ではない。

 

産後のママはもちろん妊婦さんも、結果的にもっとも頼っている情報源はネットなのではないかと思う(と、同時にネットがなかった時代のママはどうしてたの! と思う)。

 

 

深夜に胸が張って眠れないとき、

 

夏から秋、秋から冬へとどんどんそのうつろいを早めながらやってくる黄昏どき、

 

泣き止まない娘をひたすは抱っこしていたとき、

 

わたしと娘だけ世界から取り残されちゃったんじゃないかって不安になったとき、

 

いつもネットはそばにあって、いつもたいがい答えをくれた。

 

ただし、ネット上の情報はいつも正しいわけじゃなくて、比較したり、ジャッジしたり、精査する必要があって、

そのたびに振り回されたり、揺さぶられたりすることも少なくなくて、

 

もっと正しくて、もっと寄り添ったサイトがあったらいいのになーと思っていた。

 

 

そんなときに出会えたのがこのサイト、ニンプスだった。

 

 

今回、この連載のお話をいただいたとき、自分の体験を書き残したいということと同時に、ひとつの実例として誰かの参考になればいいなと、

たとえわずかでもお役に立てたり、誰かの支えになれるようなことがあればいいなと、

願いのような思いがあったのだけど、

 

あるとき街中で突然、「連載読んでます」と声をかけていただいたとき、支えられているのはわたしのほうなのかもなあ、なんてことをふと思ったり。

 

そして、そんな連載は今回で最後となりますが、これからもずっとつづく育児という人生の大仕事、

 

泣いたり、笑ったり、悩んだり、立ち止まったり、落ち込んだり、励ましたり、励まされたりしながら、みなさんと共に頑張っていけたら幸いです。

 

今までありがとうございました。

 

 

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Profile 【著者】堀川 静

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フリーランスライター。「Hanako」や「BRUTUS」などの雑誌を中心に広報誌や地方自治体のブックレット、WEBマガジンやコーポレートサイトなど、幅広いジャンルの媒体で執筆。2018年9月に第一子となる女の子を出産。現在、育児と仕事の両立を模索中。

 

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