妊娠中から、「子どもを預ける」なんて、気が早いのでは?と思うかもしれません。
でも、産後はあわただしく、あっという間に時間が過ぎていきます。
地域によっては、保育園の定員にゆとりがないなどの理由から、子どもの預け先を見つけるのはがとても難しいこともあります。
そのため、いざ産休・育休の終りちかくになって探してみても、間に合わない場合も。
また、しばらくは育児に専念して、仕事復帰の予定はない、という妊婦さんも、体調の悪い時やちょっと息抜きをしたいときに、信頼できる預け先があると本当に助かるものです。
「子どもを預ける」ってどんなだろう。ちょっとイメージしてみませんか。まずは預け先についてお伝えします。
いろいろな預け先とメリット・デメリット
ひとくちに保育園といっても、公立と私立があったり、認可と認可外とがあったり、さまざまです。また、地域によっては、病気の子どもを預かってくれる病児保育や、送り迎えなどを頼めるファミリーサポートなどのシステムがあるところも。いろいろな預け先と、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。
日常的な預け先/子どもを預けて仕事をするなら
子どもを預けて仕事復帰をするのに一般的な預け先は、やはり保育園。いくつかの種類があります。また、意外に知られていませんが、保育園以外の預け先も。
認可保育園(公立保育園・私立保育園)
こんな施設
1歳~就学前の子どもを保育するための施設。0歳児の保育については、施設によって異なります。夏・冬休みはなく、平日は7:30~19:30ごろまで預けることができます。
保育士の数や園庭の広さなど、国の定めた児童福祉施設最低基準をクリアした施設が、自治体から認可された保育園となります。
入園の申し込みや、空き状況の問い合わせは、自治体(市役所や区役所など)に行います。保育料金は家族の収入によって異なります。厚生労働省の管轄。
メリット
広い施設や園庭を備えていること、子どもの人数に対する保育士の数など、国の厳しい基準をクリアしています。
最近の保育園はカリキュラムが豊富で、運動会や遠足を始め、季節に合わせてさまざまな行事をおこなっています。施設によっては、子どもの成長にしたがって、ひらがな・数字・ピアニカ・スイミングなどを取り入れているところも。
デメリット
都心部では常に入園待ちの児童(待機児童)がいる状態で、預けるには家族が仕事、出産、介護などで保育ができないことが条件となっており、証明書の提出を求められます。
かならずしも希望の園に入れるとは限らず、兄弟姉妹で別々の園になる場合もあります。
コメント
認可保育園には公立保育園と私立保育園があります。私立保育園は園によって個性があり、延長保育等、柔軟な対応をしてくれる場合もあります。
認可外保育園
私立保育園で、自治体からの認可を受けていない施設をさします。事業所内保育所、ベビーホテルなども含まれます。申し込みや空き状況の確認は、施設に直接おこないます。
認証保育園・認定保育室
こんな施設
私立保育園で、自治体が独自に設置した基準をクリアした保育園が、認証保育園となります。東京都の認証保育園、神奈川県の認定保育室など、名称はいろいろです。家庭保育室、ナーサリールームと看板の出ている小さな保育園でも、認証を受けている場合がありますので確認してみましょう。
保育年齢は施設によって違いますが、0歳児~就学前まで対応しています。
料金は施設によって違いますが、一般に認可保育園よりも高いです。自治体によっては補助金が受けられることもあります。
メリット
自宅や駅の近くなど、便利な施設を自分で選ぶことができます。
栄養士の作った食事、散歩、工作、音楽遊び、季節の行事を取り入れるなど、小さくてもいろいろと内容に工夫をしてくれる施設も多いです。
デメリット
マンションやビルの一室に開設されていて、施設がせまく、園庭がないことが多いです。また、子どもに対する保育士の人数も、認可保育園に比べて少ない場合があります。
異年齢の子どもたちが同じ部屋で過ごす場合が多く、大きな子が活発に動き回って、小さな子に怪我をさせる心配も。そのため、サークルなどで乳児用スペースを設けているところもあります。
コメント
施設、保育内容、保育士のレベル、すべてにおいて、園によってさまざま。必ず複数の施設を直接見学して、保育士と話をしてから決めるようにしましょう。
事業所内保育所
こんな施設
職場内に設置された保育所で、運営費を企業が補助している施設を指します。
メリット・デメリット
子連れで通勤をすることになり、大変ですが、勤務時間に合わせて預かってもらえる、休み時間などに様子を見に行くことができる、などのメリットがあります。
ベビーホテル
こんな施設
深夜まで、または24時間子どもを預かってくれる保育施設を指します。
メリット・デメリット
夜勤や出張の際に便利ですが、24時間常に子どもがいるので、掃除が行き届かないなど、衛生面の管理が難しい場合もあります。
保育ママ
こんな施設
保育士、看護師などの資格をもった保育ママが、自宅で2~3人の子供を預かるシステム。保育ママは自治体の職員となり、申し込みは自治体(市役所や区役所など)に行います。
保育年齢や料金は自治体によって違います。
メリット・デメリット
家庭的な環境で子どもを保育してもらうことができる一方、保育ママが病気の場合や休暇の時は預かってもらえないというデメリットもあります。そういった場合に、連携して預けられる保育園を決めている自治体もあります。0~1歳までと、対象年齢が狭い自治体が多いです。