ホーム > 妊娠・出産の基礎知識 > 妊娠中の食事 > 妊娠中の体重コントロールが難しいとき【医師・管理栄養士監修】

妊娠中の食事

妊娠中の体重コントロールが難しいとき【医師・管理栄養士監修】

この記事を監修したのは

諸隈誠一先生

医師、医学博士/九州大学大学院医学研究院 保健学部門 教授/日本赤ちゃん学会理事

1996年九州大学医学部医学科卒業。2018年4月、同大学大学院医学研究院保健学部門教授に就任。

一般社団法人NS Labo(栄養サポート研究所)

管理栄養士

全国約1000名の管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やヘルスケア事業に取り組む企業や法人の事業サポートやコンサルティング、管理栄養士の人材育成を行う。

 

Q:妊娠中の体重コントロールが難しい…

妊娠3ヶ月です。
妊婦といえば、昔はとにかく“2人分食べなさい”というイメージでしたが、最近はスレンダーな人も街で見かけるようになりました。
わたしもあまり太らずにカッコイイ妊婦を目指したいのですが…。

 

 

A:極端な食事制限は絶対にしないで。

たしかに最近はスマートな方もちらほら見かけるようになり、女優さんやハリウッドセレブたちの様子を目の当たりにすれば、“私もあんなふうに…”と考えがち。

でも、妊婦はお腹のベビーに十分な栄養を届けてあげる必要があるので、ある程度体重は増えて当たり前です。体重の増加に過敏になりすぎて、ダイエットや極端な食事制限をするのはもってのほか!

現在、出産時までの体重増加の目安は、最近では現状体重プラス7~12kgといわれています。(※体格区分が普通<BMI18.5~25.0、BMI=体重(kg)/身長×身長(m)>の人の場合。当てはまらない場合は、医師の指導に従いましょう)

 

 

意外にも「糖尿病食」がヒントに

体重の増えすぎが心配な人にぜひ参考にしていただきたいのが「糖尿病食」。糖尿病食は“特別な食事”ではなく、エネルギー(カロリー)・脂肪分が控えめで、栄養素のバランスが上手にとれた一般の方にも適した食事です。

とくに参考にしていただきたいのは、おかずのバラエティーです。レシピはネット上や専門のレシピ本にも豊富に紹介されています。

日頃の活動量や妊娠の時期にもよりますが、1800kcal/日のレシピでは足りないので、おかずの組合わせを参考に増量したり、牛乳やフルーツをプラスして調節してください。そして、体重が少しずつ順調に増えていることを必ず確認してくださいね。

 

妊娠中の、食事のコツ

 

 

赤ちゃんのようす

2ヶ月 3ヶ月 4ヶ月 5ヶ月 6ヶ月 7ヶ月 8ヶ月 9ヶ月 10ヶ月

カテゴリー

facebook twitter mail