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妊娠中の食事

「卵・牛乳・大豆」妊娠中はダメ?【医師・管理栄養士監修】

この記事を監修したのは

諸隈誠一先生

医師、医学博士/九州大学大学院医学研究院 保健学部門 教授/日本赤ちゃん学会理事

1996年九州大学医学部医学科卒業。2018年4月、同大学大学院医学研究院保健学部門教授に就任。

一般社団法人NS Labo(栄養サポート研究所)

管理栄養士

全国約1000名の管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やヘルスケア事業に取り組む企業や法人の事業サポートやコンサルティング、管理栄養士の人材育成を行う。

 

Q:3大アレルゲンである「卵・牛乳・大豆」。妊娠中は避けたほうがいい?

3大アレルゲンである「卵・牛乳・大豆」。
ベビーへの影響が心配です。妊娠中はこれらの食品を避けたほうがいいですか?

 

 

A:母親自身に食物アレルギーがなければ、除去する必要はありません。

母親自身や父親がともにアレルギー性疾患をもっている場合は、ベビーもその体質をもつ確率が高いと考えられ、これまでは妊娠中にこれらの食品の摂取を控えるよう勧められたこともありますが、近年では妊娠中にベビーのアレルギー性疾患発症予防のために食物制限を行うことは十分な根拠がないため通常勧められていません。

「卵・牛乳・大豆」はいずれも栄養価の高い食品ですので、ベビーへの影響を気にして三大アレルゲンを除去するのではなく、食品の種類や調理法を豊かにして、バランスよい食事を心がけることが大切です。

特定の食品ばかりを食べるなど偏った食生活でなければ、過敏になることはありません。ただし、卵などのアレルゲンだけでなく、脂肪などは加工食品に含まれていることも多く、知らずに摂取量が増えている場合もあるため、食品を購入する際には表示を見るようにしましょう。

ふだんから除去食が必要な妊婦さんは、必ず医師と相談のうえ指示に従いましょう。

 

妊娠中に食べてOK・NGのウソほんと

 

 

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